2019年6月下旬
川沿いの原っぱに咲いたイタドリの群落でトンボエダシャク♀♂(Cystidia stratonice stratonice)が何頭も訪花していました。
半開きの翅をゆるやかに開閉させながら花穂を歩き回り、吸蜜しています。
花から飛び立つ瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@2:05〜)
腹部が細長くて腹端に黒い毛束(ヘアペンシル)がある個体が♂です。(@0:37〜2:04, 2:22〜2:40)
腹部が太い個体が♀です。(@0:00〜0:35, 2:05〜2:21)
つづく→イタドリの花畑で探雌飛翔するトンボエダシャク♂(蛾)と誤認求愛
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トンボエダシャク♀(蛾)@イタドリ訪花吸蜜 |
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トンボエダシャク♂(蛾)@イタドリ訪花吸蜜 |
2019年6月下旬
橋の近くの住宅地でコムクドリ♀(Sturnus philippensis)が電線に止まりギー、チョッ♪と耳障りな声で何度も鳴いていました。
ときどき翼を軽く持ち上げながら嘴を開けて鳴いているのは幼鳥の餌乞いの仕草なのかな?と思い撮り始めました。
だとすれば、やがて親鳥が飛来して幼鳥に巣外給餌するかもしれません。
それとも親鳥♀が♂からの求愛給餌を求めているのでしょうか?
電線で鳴きながら粒状の固形糞を2粒排便しました。(@0:19)
その直後に飛び立つと車道を飛び越え、私の真上の電柱へ止まり直しました。
どうやら私に対する警戒声のような気がしてきました。
私は一旦少し離れてから望遠で狙うことにしました。
その電柱の天辺でコムクドリ♀は辺りを見回しながら、相変わらずギャー、ヂョッ♪と繰り返し鳴き続けています。
おそらくこの近くに巣があり、通りかかかった私を警戒しているのでしょう。
ジャー♪と喉を振り絞って鳴くときに翼を軽く震わせ、次に舌打ちのようにヂョッ♪と短く発声します。
逆光気味で分かりにくいのですけど、嘴の端が黄色くないので、幼鳥ではなく成鳥♀だと思います。
※ 車の交通量が多くて肝心の鳴き声が聞き取りにくいので、動画編集時に音声を正規化して音量を上げています。
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コムクドリ♀(野鳥)@電柱天辺♪ |
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コムクドリ♀(野鳥)@電柱天辺・全景 |
2019年6月下旬
川のコンクリート護岸に蔓延るノブドウの群落でオオフタオビドロバチ♂(Anterhynchium flavomarginatum)が訪花していました。
吸蜜しています。
意外にもこの組み合わせはHD動画に撮っていませんでした。
▼関連記事(5年前の撮影)
ノブドウを訪花するオオフタオビドロバチの羽ばたき【ハイスピード動画】
この個体は雄蜂♂ではないかと思うのですが、どうでしょう?
(触角の先が鉤状に曲がり、触角の第一節の前面が黄色)
♂にしては腹部がかなり太いです。
近くでモズ(野鳥)が鳴いています。
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オオフタオビドロバチ♂@ノブドウ訪花吸蜜 |