2019/09/01

ノスリの巣:夜明け前後の様子(野鳥)



ノスリ(野鳥)営巣地での観察記録#8



▼前回の記事
ハシボソガラスにモビングされて逃げるノスリの親鳥(野鳥)

2019年5月下旬・午前3:57〜4:49(日の出時刻は午前4:20)

3日後の定点観察。
真っ暗な深夜から出撃して、夜明け前のノスリButeo japonicus)の巣の様子を調べに行きました。
東の空から太陽が登ると逆光のアングルになってしまうのですが、初めは暗くて柳樹上に作られた巣のシルエットが辛うじて見える程度でした。
早朝は無風で周囲の枝葉が全く動かないので、撮影しやすくて助かります。
巣内で動きはありません。

やがて夜明け前の野鳥のコーラスが始まりました。
辺りが白々と明るくなると、ニセアカシアの白い花が巣の周囲で満開に咲いていました。
長撮りした監視映像を5倍速に加工すれば、巣内の動きが検出しやすいかもしれません。(@0:15〜0:26、0:43〜1:53、2:28〜2:34、2:50〜3:00)
しかし早回し映像でも、巣内で雛鳥は全く動きませんでした。
親鳥が抱雛しているかどうかも不明です。
雛は巣内でぐっすり寝ているとか、雛が未だ小さくて巣内で動いてもこのアングルでは見えないだけなら良いのです。

最近カラスにノスリの雛が襲われてしまったのではないかとそれだけが心配です。

巣の近くで親鳥が鳴き始めました♪(@0:27〜)
ピィーイ、ピィーイ♪と甲高い声でひたすら繰り返すだけで単調です。
河畔林のどこで鳴いているのか、初め私には分かりませんでした。
どうやら親鳥はどこか巣の外で夜を過ごしていたようです。
たとえ夜間は巣内に親鳥が不在だとしても、朝一番に帰巣して雛の様子をチェックするだろうと私は予想していました。
(送電塔に営巣したハシボソガラスがそうでした。)

※ 動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。




つづく→#9:夜明けに樹上で鳴き続け偵察飛翔を繰り返すノスリ親鳥(野鳥)



↑【おまけの動画】
同じ素材を早回しにせずに、そのままお届けします。(ブログ限定で公開)


ノスリ(野鳥)巣@夜明け前:柳樹上
ノスリ(野鳥)巣@夜明け後:柳樹上

橋の下の草地を蛇行するアオダイショウ



2019年6月中旬

橋の下の地面にアオダイショウElaphe climacophora)を見つけました。
赤い舌をチロチロと出し入れしながら草地を蛇行しています。
初めは川に向かっていたので泳ぐのかと期待したのですけど、途中で引き返してしまいました。
横の川で釣りをしている人は、背後の蛇には気づいていません。


アオダイショウ@橋の下:草地・全景
アオダイショウ:頭部@橋の下:草地
アオダイショウ@橋の下:草地
アオダイショウ@橋の下:草地

池で獲った魚を木に叩きつけてしめるカワセミ♂(野鳥)



2019年6月中旬・午後17:50

夕方の池に飛び込んで素早く魚を獲ったカワセミ♂(Alcedo atthis bengalensis)がすぐ岸に戻り、桜の横枝に止まりました。
(映像はここから。)
薄暗いので画質が粗く、カメラのAFも効きにくいです。

この個体は下嘴が赤くないので、♂ですね。
暴れる小魚を足元の横枝に何度も叩きつけて殺しています。
周囲の桜の葉に白い鳥の糞が大量に付着しているので、カワセミお気に入りの止まり木なのかな?
(あるいは野鳥のねぐらになっているのかもしれません。)

締めた魚をカワセミ♂が自分で飲み込んだように撮影中は見えたのですが、映像をじっくり見直すとどうやら小魚を食べずに咥えたまま飛び立っているようです。
蒼い稲妻のように飛び去るカワセミ♂を流し撮りしたものの、見失ってしまいました。
巣で待つ雛に給餌するために魚を獲ったのでしょう。
飛び去る瞬間を1/5倍速のスローモーションでリプレイ。

この池でカワセミを見れたのは2回目です。
近くにカワセミの巣があるのなら嬉しいニュースです。


カワセミ♂(野鳥)@池畔:桜樹上+魚捕食



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