2018/08/31

ソヨゴの雄花で吸蜜するオオフタオビドロバチにキイロスズメバチ♀が奇襲



2018年6月中旬

街路樹として植栽されたソヨゴの雄株でオオフタオビドロバチAnterhynchium flavomarginatum)が訪花していました。
忙しなく飛び回り、雄花から吸蜜しています。
日陰の逆光で蜂が見えにくかったり、周囲に吹き荒れるビル風でソヨゴの枝が常に揺れていたりと、撮影にはかなりの悪条件でした。

そこへ探餌飛翔していたキイロスズメバチVespa simillima xanthoptera)のワーカー♀が急に襲いかかり、驚いたオオフタオビドロバチはソヨゴの雄花から転げ落ちるように飛び去りました。
1/5倍速のスローモーションでリプレイすると、キイロスズメバチ♀に飛びつかれた瞬間にオオフタオビドロバチは腹端を曲げて毒針で反撃する姿勢になっていました。
毒針の有無までは映像で確認できませんでした。
ということは、♀なのかな?(オオフタオビドロバチの性別の見分け方を知らないのです。)
雄蜂♂が自衛のために、毒針を持っていないのに持っているふりをして♀みたく刺す真似をした可能性も考えられます。(行動擬態)

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オオフタオビドロバチ♂尾端に生えた謎の刺状突起
キイロスズメバチも手強い相手だと一瞬で察したようで、深追いせずに飛び去りました。

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ソヨゴの雄花に集まるミツバチ?を狩るキイロスズメバチ♀



オオフタオビドロバチ@ソヨゴ雄株+訪花吸蜜
オオフタオビドロバチ@ソヨゴ雄株+訪花吸蜜

柵から飛び上がって空中で虫を捕食しようとするヒヨドリ(野鳥)



2018年7月上旬

川沿いの道端に設置されたフェンスのてっぺんにヒヨドリHypsipetes amaurotis)が止まっていました。
急に飛び上がってはすぐに元の柵に着地、という行動を二度繰り返しました。
どうやら飛んでいる昆虫を空中で捕らえようとしているようです。
残念ながら映像ではフライキャッチの成否はいまいち不明です。
(獲物をすぐに食べてしまった可能性もありそうです)

カラスの鳴き声♪がするので見上げると、頭上のサクラの横枝でハシボソガラスがガーガー♪鳴いています。
3度目に飛び立ったヒヨドリも上の木の枝に身を隠してしまいました。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。
夕方でやや薄暗い上に、望遠レンズで遠くのフェンスに対して正面ではなく斜めから撮っているために、カメラのAFピント合わせが間に合いませんでした。
もう少し引きの絵で撮ればよかったですね。


ヒヨドリ(野鳥)@柵

2018/08/30

アスパラガスの葉に掴まって休むキオビツチバチ♂



2018年7月上旬・午後17:27〜17:31

夕方のアスパラガス畑でキオビツチバチ♂(Scolia oculata)らしき蜂を見つけました。

風で揺れる極細の葉にしがみついて休んでいます。
全身が黒色の蜂で、腰に黄紋が見えます。
触角が長いので♂です。

こんな光景を見たことが無いので不思議に思い、たまたまかもしれませんが、どうしても理由をあれこれ考えてしまいます。

  • 畑の地中から羽化してきたばかりの個体なのかな?
  • 夜はこのままここをねぐらとして寝るのでしょうか?
  • 体内寄生者が寄主の行動を操作した結果、ここに居るのかもしれない、と勝手に妄想しました。
例えば虫カビに冒された蜂が高所で死ねば、風で胞子を広範囲にばら撒くことができます。
あるいはキオビツチバチはあくまでも中間宿主であって、終宿主の鳥に食べられるためにこんな目立つ場所でじっとしているのかもしれません。




キオビツチバチ♂@アスパラガス葉
キオビツチバチ♂@アスパラガス葉
キオビツチバチ♂@アスパラガス葉

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