2017/12/16
アカジソの花蜜を吸うホソヒラタアブの一種
2016年9月下旬
皆さんはシソの花を見たことがありますか?
天ぷらにすると美味しいですよね。
さて、シソの花の送粉者は誰でしょうか?
山麓の畑の隅に咲いたアカジソ(赤紫蘇)の薄い紫色の花にホソヒラタアブの一種が来ていました。
花蜜や花粉を舐めています。
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訪花
2017/12/15
餌をねだる池の鯉
2017年7月下旬
蓮池の岸辺近くで黒くて大きなコイ(鯉;Cyprinus carpio)が悠然と遊泳していました。
水面近くを泳ぎ回る2匹の地味な鯉を私が岸から覗き込んでいると、一匹が近寄って来て水面で口をパクパク開けました。
人馴れしている鯉ですから、おそらく水中の酸素不足ではなく餌乞いの行動でしょう。
池の鯉にパンや麩などを給餌するヒトをたまに見かけています。
この池には色鮮やかな錦鯉も居たのですけど、うまく撮れませんでした。
※ 動画編集時に自動色調補正を施したら、やや不自然な色調になってしまいました。
レンズに偏光フィルターをかければ水面の乱反射を抑えて水中もきれいに写るのでしょうか。
尾状突起を破損したウラナミシジミの飛び立ち【HD動画&ハイスピード動画】
2017年8月中旬
川沿いの堤防を歩いていると、横の草むらでイネ科の雑草の茎に見慣れないシジミチョウが止まって休んでいました。
羽を閉じて止まり、後翅を互いに擦り合わせる動きをしています。
帰ってから図鑑と見比べてみると、ウラナミシジミ(Lampides boeticus)と知りました。
後翅の肛角部に橙色と黒の小さな目玉模様および尾状突起があるはずですけど、この個体では欠損しています。
破損部が左右対称ですから、きっと翅を閉じていたときに野鳥に襲われて嘴で突かれたビークマーク(捕食痕)なのでしょう。
天敵から逃れるための眼状紋の有効性が証明されたことになります。
(ウラナミシジミの)後翅の後端には黒い斑点が2つあり、2つの斑点の間には細い尾状突起が突き出ている。この黒い斑点と尾状突起は複眼と触角に似ていて、頭部に似た模様をもつことで身体の方向や頭部の位置について敵の目をあざむいていると考えられている。(wikipediaより引用)
しかし、もし次回、野鳥に襲われた場合は確実に頭部を狙われてしまうでしょう。
どうしても翅表を撮りたくて、飛び立つ瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画に切り替えました。(@1:00〜)
しかし1/8倍速のスローモーションでも羽ばたきが速過ぎて翅表をしっかり見れませんでした。
なんとなく♂かな?と思うものの、定かではありません。
後翅の一部が欠損していても、飛翔能力に影響はありません。
※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。
この後、同じ農道を更に進むと別個体がクズの群落に来ていたのですが、残念ながら撮り損ねました。
本種のホスト(幼虫の食草)はマメ科らしいので、もしかすると産卵していたのかもしれません。
【追記】
福田晴夫、高橋真弓『蝶の生態と観察』によると、
ウラナミシジミ類などの後翅には、糸のような尾状突起がある。このつけ根には赤斑や黒点などがあり、翅を閉じてとまると、ある種の昆虫の頭部に見えるのかもしれない。後翅をすり合わせるようにして動かすと、1対の尾状突起は、ちょうど昆虫の触角のように動くので、捕食者が偽の「頭部」を攻撃すると、蝶はそれを与えて反対側に飛び、難をのがれることになる。この場合、尾状突起の先端が白色となりめだちやすいことは注目される。 (p104より引用)
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