2016/09/18
野生ニホンザルの群れ(遊動、毛繕い、子猿同士の遊び、赤ん坊の運搬など)
2016年6月下旬
低山の峠道で遭遇した野生ニホンザル(Macaca fuscata fuscata)の群れを撮りまくった動画で残り物の詰め合わせです。
個体数が多いと、どれを撮ったら良いか目移りしてしまいます。
とりとめのない映像ですけど、ニホンザルが好きな方にはたまらない映像だと思います。
群れが山中をゆっくり遊動する中で、採食以外の時間は各自がのんびり過ごしています。
独りで自分の毛繕いをしたり、ペアになって相互毛繕いしたりしています。
この時期に赤ん坊を連れて歩く母猿は、腹にしがみつかせたまま四足で歩行運搬しています。
胸に抱いて授乳した後で、そのまま赤ん坊猿を連れて歩けます。
子猿がもう少し成長すると、おんぶというか母親の腰に乗って運ばれるようになります。
見ていて一番面白いのは、母親の傍らで子猿同士で集まって遊んでいる様子です。
首輪を装着した個体もちらっと現れました。(@1:13)
群れの行動域をテレメトリー調査するため、発信器やGPSを取り付けられたのでしょう。
捕獲すると液体を吐き戻すセンノキカミキリ♀
2016年6月下旬
▼前回の記事
センノキカミキリ♀を見つけた!(身繕い、徘徊、飛び立ち)
山間部の道端の草むらで見つけたセンノキカミキリ♀(Acalolepta luxuriosa luxuriosa)を手掴みで一時捕獲してみました。
驚いて擬死落下するかと思いきや、あっさり御用。
掴まったセンノキカミキリ♀は、暴れながら褐色の液体(消化液?)を口から吐き戻しました。
泥水のような水滴が口元でみるみる大きくなります。
揮発性の強い悪臭はしませんでしたけど、捕食者が口にすると苦かったりたじろがせたりする効果が多少はあるのかもしれません。
また、暴れながらキーキー♪鳴いて威嚇したのですけど、周波数が高過ぎたのか動画には録音されていませんでした。
私の掴み方がまずくて発音器を上手く動かせなかったのかな?
最後に解放してやると路上を慌てて逃げ出し(意外に俊足!)、途中で飛びました。
しかし短い距離しか飛べず、路肩の枯れ葉の上に着陸。
吐き戻した液体が私の手に少し付着したのですが、悪臭かどうか匂ってみるのを忘れました。
▼関連記事(吐き戻し液は醤油のような褐色でした)
捕獲すると液体を吐き戻すキボシカミキリ♂
ホタルブクロの花で採餌するトラマルハナバチ♀
2016年7月上旬
山村の民家の庭に咲いたホタルブクロにトラマルハナバチ(Bombus diversus diversus)のワーカー♀が訪花していました。
飛んでいるときに長い舌を伸ばしていることがあります。
この長い舌のおかげで花筒の奥にある蜜腺を舐めることが可能です。
白い花筒の中にいったん潜り込むと、なかなか外に出て来ません。
採餌が済むと花筒の入り口にぶら下がり、時間をかけて身繕いしています。
胸背が花粉で真っ白に汚れています。
体に付着した花粉を丹念に拭うと、後脚の花粉籠に白い花粉団子が出来つつあります。
【追記】
『昆虫の集まる花ハンドブック』p9によると、ホタルブクロの
蜜は5本の雄しべの基部が囲むドームの中に隠されている。蜜を吸い花粉を媒介するのはマルハナバチの仲間で、花の内側に生えた毛を足場に、花の奥に入る。
花の筒部はマルハナバチのサイズにぴったり。
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ハチ・アリ(膜翅目),
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