2016/08/14
トウネズミモチの花で採餌するクマバチ♀
2016年6月中旬
農道の脇に植栽されたトウネズミモチの生け垣で満開の白い花にキムネクマバチ♀(Xylocopa appendiculata circumvolans)が採餌に来ていました。
吸蜜するクマバチの顔や体の下面、脚が花粉で白く汚れています。
後脚の花粉籠には花粉団子というほどたくさんの花粉は未だ積んでいません。
複数個体を撮影。
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ハチ・アリ(膜翅目),
訪花
大豆の芽生えを食害するキジバト(野鳥)
2016年6月下旬・午前5:57
▼前回の記事
早朝に電線で羽繕い、脱糞するキジバト(野鳥)のつがい
早朝、キジバト(Streptopelia orientalis)が畑に降りて採食していました。
何か作物(または雑草?)の芽生えを啄んでいるようです。
その後、この畑に育ってきた作物を見ていると、おそらくダイズ(枝豆)だと思います。
【追記】
藤岡正博、中村和雄『鳥害の防ぎ方』によると、
(豆類を加害する)ハトは出芽してきた子葉を食べに来るのですが、まだ出芽した直後で子葉が十分展開していないと、子葉と一緒に生長点までもぎ取っていきます。この場合は、もちろんダイズは枯れてしまいます。子葉が十分展開して本葉が出てくると、ハトは子葉だけをもぎ取っていきますから、その後の生長は遅れるものの収穫期までにほぼ回復するようです。 (p191より引用)
この本を読むとキジバトやドバトによる被害は深刻なようで、具体的な対策の実証研究も進んでいるようです。
2016/08/13
雛の糞を巣から捨てに行くハシボソガラス親鳥(野鳥)
高圧線の鉄塔に営巣したハシボソガラスの定点観察#2
2016年6月上旬・午後18:36〜18:54
郊外の田園地帯で高圧線の鉄塔d#24にもハシボソガラス(Corvus corone)が営巣していました。
枯れ枝を組み合わせて作られた巣の位置は鉄塔のほぼ最上部です。
嘴で巣の形を整えているのか?と思いつつ見ていると、親鳥が巣から上の鉄骨にヒョイと登ってから飛び降りました。
軽く滑空してから羽ばたいて鉄塔から少し離れた送電線に止まると、何かを吐き出して捨てました。
おそらく、巣に居る雛が排泄した糞を親鳥が捨てに来たのでしょう。
すぐにもう一羽の親鳥が合流し、
足元の電線に嘴を擦り付けています。
仲睦まじく相互羽繕いをしました。(L→R)
相互羽繕いを見るのは珍しく、やはり親子ではなく
カラスの性別の見分け方は知りません。
その間に右にパンして鉄塔dにズームインすると、空き巣状態でした。
私はその後しばらく別の生物に気を取られていたのですが、ハシボソガラスの親鳥が排糞しに行くシーンをもう一度動画に撮ることが出来ました。
前回と同様に、親鳥が巣から一度鉄骨に跳び乗ってから飛び降りました。
送電線に止まって咥えて来た雛の糞を吐き出すと、嘴を電線に擦り付けて拭いました。
雛の糞はゼラチンで包まれているため、親鳥が咥えて運びやすく、不潔ではありません。
本や動物番組などで得た知識では、鳥の雛が排便するのはふつう親鳥が給餌した直後のはずです。
残念ながら、今回は給餌シーンを見ていません。
下から高い鉄塔を見上げるアングルでは、巣内の雛の様子が全く見えないのが難点です。
雛の糞を毎回わざわざ遠くまで捨てに行かなくても、巣から糞をそのまま下に捨てても衛生面では別に問題ない気がします。
しかし、おそらくヘビなどの天敵を誘引することを懸念して用心しているのでしょう。
また、排糞行動に先立ってもう一羽の親鳥が出巣した際は、鉄塔の真下に飛び降りたので見失いました。
採餌に出かけたのかな?
ちなみに、この日の日没時刻は19:00。
※ 糞ではなく、未消化物を吐き戻したペリットの可能性もありますね。
高圧線の下は水田なので、落し物を拾いに行くことも出来ません。
※※ 日没直前で本当はかなり薄暗い映像なのですが、動画編集時に自動色調補正を施してあります。
雛の糞を2回目に捨てるシーン(@1:24〜2:23)ではHDRishフィルターを掛けて更にコントラストを上げています。
つづく→#3
ハシボソガラス番の相互羽繕い |
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