2016年6月上旬
虫瘤ナラメリンゴフシの定点観察記録#2
山間部の道端に生えたミズナラ幼木の枝先に形成されたナラメリンゴフシの様子をちょうど1週間ぶりに見に行きました。
虫こぶ(虫えい、虫瘤)は表面の桃色が褪せていました。
リンゴというよりもジャガイモっぽく見えます。
触ってみると表面の張りが失われ、ブヨブヨのしわしわでした。
奥が硬くて木質の感触がありました。
虫こぶを圧しても中から蜂が飛び出して来ることはありませんでした。
虫こぶの表面を徘徊している超微小の虫こそが、虫こぶから羽化したナラメリンゴタマバチ(Biorhiza nawai)なのでしょうか?
それとも寄生蜂なのかな?
採集するか、もしくは現場で微小蜂をマクロレンズで接写すべきだったのに、横着してしまいました。
『虫こぶハンドブック』p23によれば、「5〜6月に雌雄(ともに有翅)が羽化」するらしい。
写真を拡大して初めて気づいたのですが、虫こぶの表面に小さな穴が多数開いています。
おそらくこれがナラメリンゴタマバチの羽化孔なのかもしれません。(非力なタマバチが内部から食い破れるのだろうか?)
それとも虫こぶの上部に初めから凹んでいた開孔部から羽化するのでしょうか?
つづく→#3
2016年6月上旬・夕方18:25〜18:33
高圧線の鉄塔c#23にノスリ(Buteo japonicus)と思われる猛禽類が止まって羽繕いしていました。
今にも飛び出しそうな雰囲気で下界の田園地帯を見下ろしているのですが、飛んでくれません。
夕刻なので、このままここを塒にするのかな?
ちなみに、この日の日の入り時刻は19:00。
この日は望遠レンズを持参しませんでした。
仕方がないので、デジタルズームを多用しています。
※ 動画の編集時に自動色調補正を施してあります。
この時点ではノスリとは同定できませんでしたが、後日に同じ鉄塔から飛び立つのを撮影して翼の下面の模様を確認しました。
鉄塔c#23をお気に入りの止まり場としているようで、通りがかる度に同一個体と思しきノスリを見つけました。
数百メートル離れた両隣の鉄塔a#21,d#24に営巣しているハシボソガラスの親鳥は、巣の近くなのになぜ天敵の猛禽類をモビング(擬攻撃)で追い払わないのか不思議です。(鉄塔b#22にはカラスの偽巣)
ちなみに、ノスリが止まっている鉄塔c#23にはカラスの巣はありませんでした。
つづく→高圧線の鉄塔から見張るノスリ(野鳥)
【追記】
おそらく、この鉄塔#23は二つのカラスの縄張りの境界に位置しているのでしょう。
ノスリは一種の空白地帯を利用してカラスと平和に棲み分けているのかもしれません。