2013/03/29

ニホンザル大群の雪原遊動



2013年3月上旬

野生ニホンザル(Macaca fuscata)の群れが谷川沿いの雪原を下流側へ大移動していました。
今まで見たことのない規模の大軍団を目の当たりにして興奮しました。
動物番組でよく見るアフリカのサバンナを大移動するヌーの大群を連想しました。
予算があればラジコンヘリを飛ばして空撮してみるのになーと圧倒されつつも指を咥えて見ていました。
ちなみに、この大雪原は夏になると一面の水田になります

カメラを横にパンしながら全景を撮っていると、顔馴染み?の白猿(アルビノ個体)を見つけました。
この群れの中に白猿は1頭だけなのか以前から気になっているのですが、もしかして2頭映っていますかね?

横にパンした映像を見直すと、116頭のニホンザルが登場しました。
猿が起伏の死角に入ったり群れの先頭部分を数え落とした可能性も高いため、群れ全体の総数は更に多くなるでしょう。
まさに「猿の王国」です。


※ (ニホンザルの)群れは10頭ぐらいから100頭以上のものまでありますが、積雪地帯では90頭が上限のようです。(『スノーモンキー』p152より)
群れ全体の遊動する方向は歴然としていますが、秩序のある隊列ではなく各自が勝手気ままに移動しているようにも見えます。
追い駆けっこしている猿もいます。
雪原に残された踏み跡は入り乱れています。
猿にとってラッセルが苦にならない程度の積雪なのでしょう。
決まった小隊や分隊(家族、血縁集団)に別れて行動しているのか知りたいところですが、個体識別しないことには埒があきません。

『ニホンザルの生態:豪雪の白山に野生を問う』p146によると、

これまでいわれてきたような、群れの移動を常に誘導する、「リーダー」と呼べる特定の一頭のオトナの♂が存在しないことがわかる。また、常に移動の「斥候を勤める」特定の若い♂たちも実際には存在しない。移動開始の「合図」と呼べる明確な行動もない。
『日本動物大百科2哺乳類Ⅱ』p12によると、

  • 白山や上高地のように自然条件が厳しい多雪地域では、群れの一時的な分裂現象(サブグルーピングと呼ぶ)が積雪期に観察される。
  • 広い範囲に点在する少量の食物を効率よく採食し、かつ威嚇や攻撃など他個体を排除するエネルギーを要する行動を少なくしていると考えられる。
  • サブグルーピングは、いかなる群れでも積雪期に常時発生するわけではなく、地域にもよるが群れサイズが60〜70頭ほどの群れになると発生しやすくなる傾向にある。
  • 積雪期にサブグルーピングが助長されるのは、落葉と積雪のため遠くまで見通しがきき、離れて行動しても心理的に安心感があるためではないだろうか。
  • 冬季のサブグルーピングは、非積雪期にときおり観察される1日以内の長続きしないサブグルーピングとは様相を異にする。





群れと一緒に遊動する白猿(アルビノ個体)

木の皮を剥ぐアカゲラ♂♪【冬の野鳥:ハイスピード動画&HD動画】



2013年2月下旬

雪山の雑木林でアカゲラ♂(Dendrocopos major hondoensis)が木をつつく姿を220 fpsのハイスピード動画に撮ってみました。
後ろ姿の後頭部が赤いので♂と判明。
潅木の隙間からなんとかテレコン(望遠レンズ)で隠し撮り。

啄木する度に削り屑が落ちる様子がスローモーションで捉えられています。
割れた樹皮を嘴でちぎって捨て、ちぎっては捨て、厳冬期の採食はなかなか重労働のようです。

衝撃で木に積もった雪が落ちてくる様子もドラマチックですね。
尾羽で体を支えながら幹を登るだけでなく降りることも可能です。
幹の裏側に回り込んだり移動しながら作業を続けます。
最後に飛び立つシーンは更に1/4倍速のスローモーションでリプレイしてみました。

次はドラミング行動をハイスピード動画に撮りたいものです。

同一個体を高画質のHD動画でも撮ってみました。
キョッキョッ♪という鳴き声もかすかに聞こえてきます。






2013/03/28

雪面を歩くドバトの鳴き声♪【冬の野鳥】



2013年2月中旬

ドバト(カワラバト、Columba livia)の群れが餌欲しさに足元をつきまといますが、餌をくれないと分かると雪道を立ち去ります。
ドバトも1羽ずつよく見ると羽根の模様にバリエーション(個体差)がありますね。
特に雷鳥みたいな白い斑模様の個体が気になりました。





鳩がクルックー♪と鳴く声を声紋解析してみたのですけど、諸々の雑音が邪魔でいまいちきれいなスペクトログラムを得られませんでした。




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