2011/03/15

結婚飛行に出るニホンミツバチ♂



2008年6月下旬

縁の下で自然営巣しているニホンミツバチApis cerana japonicaのコロニーから多数の蜂が飛び交っていました。
巣門に注目すると♂が続々と飛び立っています。
ワーカー♀(働き蜂)と比べて♂は複眼がとても大きい。
初めて見ましたけど、すぐにそれと分かりました。
一世一代の交尾飛行で空中の新女王を血眼で捜し追尾するための適応らしい(360°の全方位視野を持つ)。


結婚飛行と分封(巣分かれ)は別の現象です。
分封のとき♂も連れて行くらしいが、今回見たのは結婚飛行だろう。
ミツバチの場合、女王の産んだ卵が受精していれば♀に、未受精であれば(無精卵)♂に育ちます。
♂は新女王と交尾することだけを目的で生まれ、空中で交尾に成功した幸運な♂個体も交尾直後に絶命するらしい。 


《参考図書》 
『ミツバチ学:ニホンミツバチの研究を通し科学することの楽しさを伝える』 菅原道夫

【追記】
『ニホンミツバチ:北限のApis cerana』p50によると、
交尾飛行に出かける時刻は体内時計によって遺伝的に決められていて、ほぼ13:30から16:30の3時間に限られている。交尾のために♂が群飛する集合場所がある。

キタテハ夏型の日光浴



2008年6月下旬

キタテハPolygonia c-aureum)夏型がヨモギの葉に止まって日光浴していました。


マツモムシの潜水



2008年6月下旬

マツモムシNotonecta triguttata)が潜水する際は腹部に付着させた気泡から呼吸するらしい。
浮力調節との兼ね合いで絶妙の呼吸生理学的からくりを備えているそうです。
興味のある方は調べてみて下さい。 


息継ぎに浮上するシーンはピントが合わず困難でした。
水生昆虫は水面の反射で撮り難いです。
レンズに偏光フィルターを付ければ改善されるのでしょうか。
次は捕食シーンを撮ってみたいものです。
一緒に住むオタマジャクシを襲うのかな?

【追記】
市川憲平『田んぼの生きものたち:タガメ』によると、
 マツモムシは、水面にいるときや泳いでいるときは逆さまになっていますが、暗い部屋で光を水槽の下側から当てると、背側を上にして泳ぎ始めます。光の来る方向で、上下を確認しているのです。(p13より引用)
面白そうなこの実験をいつか試してみたいものです。


ランダムに記事を読む