2024年4月下旬・午後20:37・気温12℃
平地の二次林で死んだアナグマの旧営巣地(セット)にホンドタヌキ(Nyctereutes viverrinus)の家族群と思われる3頭が一緒に現れました。
シーン1:4/21・午後20:37・気温12℃(@0:00〜)
晩に左から来た先行個体のタヌキaが頭から巣口Lに上半身を突っ込んで、内部の匂いを嗅いでいます。
ただし完全に巣内Lへ侵入することはなく、後ろ向きで外に出てきました。
交通事故で下半身が麻痺した「いざりタヌキ」が巣穴Lの奥で餓死しているのではないかと私は疑っています。
野生動物の訪問者はその死臭が気になるようですが、決して巣内に入って本格的に調べようとはしません。
続けて後続個体bが巣口Lの手前で座り込み、毛繕いを始めました。
シーン2:4/21・午後20:38・気温13℃(@1:00〜)
つづきが別アングルに設置した監視カメラで撮れていました。
実は3頭のタヌキが同時にセットに来ていたことが分かります。(@1:04〜)
先行個体aが巣口Lを点検中に、右から来た後続個体bが巣口Rの横で立ち止まり、自分の体毛を整えています。
出巣Lしたaと鼻面を突き合わせて挨拶してから、bは巣口Lを見下ろすように座り、痒い体を後足でボリボリ掻きました。
この2頭は体格差があります(a>b)。
♀♂ペアなのか、それとも親子なのか、気になります。
aが奥の林内に入って行くと、殿の個体cが入れ替わるようにセットに登場しました。
aとcが一緒に並んで巣口Rの匂いを嗅いで点検します。
シーン2:4/21・午後20:39(@2:02〜)
タヌキbは巣口Lの匂いを嗅いでから、左へ(巣口Rへ)向かいます。
シーン3:4/21・午後20:39(@2:24〜)
つづき。
3頭のタヌキが巣口Rで合流すると、長々と仲良く相互毛繕いしています。
1頭が奥の二次林へ向かったところで録画終了。
シーン4:4/21・午後20:41(@3:24〜)
しばらくすると、左から戻ってきたタヌキが巣穴Lに顔を突っ込んで内部の匂いを嗅いでいます。
その後は自分の尻尾の根本を甘噛みし、毛繕い。
手前へ立ち去りました。
ところで、春の夜の二次林内で風に舞っている白い粉はスギ花粉ですかね?(雪ではないはず。)
関連記事(20日前の昼間に撮影)▶ 春風で飛散するスギの花粉【トレイルカメラ】風媒花
シーン5:4/21・午後20:42(@4:18〜)
つづきが別アングルの監視映像に撮れていました。
最後のタヌキがのそのそ歩いて、奥の林内へ立ち去りました。
※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。
0 件のコメント:
コメントを投稿