2024年1月上旬〜中旬
シーン0:1/7・午後13:39・くもり(@0:00〜)
明るい時間帯にたまたまフルカラーで撮れた現場の様子です。
平地のスギ防風林で、画面の手前から奥に向かって根こそぎ倒れたスギ風倒木の根元に掘られた「根曲がり巣穴」をトレイルカメラで監視しています。
この巣穴aにはニホンイタチ(Mustela itatsi)が越冬しているらしいことが分かっています。
年末に積もった雪はほとんど溶けてしまいました。
巣口aの手前の地面にはツルウメモドキの赤い実が見えます。
カラ混群が採食に来る様子を以下にまとめました。
シーン1:1/10・午前11:14(@0:04〜)
左の地上でシジュウカラ(Parus minor minor)が採食しています。
やがて右からヤマガラ(Sittiparus varius)が飛来し、倒木の細根に止まって、あちこちつつき始めました。
シーン2:1/10・午前11:21(@1:04〜)
約6分後にも4羽のシジュウカラが飛来して、根曲がり巣穴の周囲で採食していました。
巣口で採食する恐れ知らずの個体もいたのですが、イタチが巣内から跳び出してきて鳥を狩ることはありませんでした。
最後に左から高速飛来して右へ横切った鳥が気になりました。
1.5倍に拡大した上で1/3倍速のスローモーションでリプレイしてみると(@1:58〜)、その正体はメジロ(Zosterops japonicus)でした。
シーン3:1/15・午後17:35(@2:37〜)日の入り時刻は午後16:46
5日後の晩には雪が降りました。
シーン4:1/19・午前8:38(@2:40〜)
積もった雪がだいぶ溶けて、雪面は明らかに湿雪です。
巣口の左手前の細い灌木の枝にシジュウカラが止まって奥を向いていました。
雪面を徘徊したり灌木に登ったりして、あちこち啄んでいます。
もう1羽が合流して、♀♂ペアなのかもしれません。
スギ風倒木の土付きの根を啄んでいた個体が、何か餌を持って手前の細い灌木の横枝に止まりました。
正面を向いてくれたので、胸の黒ネクタイが細いことから♀と判明。
何か小さな実?を足で押さえながら、嘴でつついています。
それとも、嘴を足元の横枝で拭っただけかな?
1.5倍に拡大した上で1/3倍速のスローモーションでリプレイ(@3:42〜)
※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。
不思議なことに、巣口の手前にあるツルウメモドキの赤い実を野鳥は全く食べようとしません。
つづく→
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