2023年8月中旬
ニホンアナグマ(Meles anakuma)の家族が転出した後も旧営巣地(セット)を新旧2台のトレイルカメラで見張っています。
シーン1:8/19・午前4:20頃・(@0:00〜)日の出時刻は午前4:54。
夜明け前に奥の二次林からホンドタヌキ(Nyctereutes viverrinus)が単独で登場しました。
一旦左の死角へ消えてからセットに戻ってきました。
アナグマの巣口Rを覗き込んで匂いを嗅いでから左に立ち去りました。
その間、画面の右端から1匹の野ネズミ(ノネズミ)が現れました。
暗闇でタヌキの気配に気づくと、手前の灌木の陰に隠れました。
左からタヌキが近づくと、野ネズミは慌てて右へ走り去りました。
タヌキは野ネズミの存在に気づいていないようです。
獲物を追いかけて狩ろうとする行動は見られませんでした。
シーン2:8/19・午後19:21頃・(@0:49〜) 日の入り時刻は午後18:31。
同じ日の晩にも、左へ立ち去るタヌキの後ろ姿が写っていました。
タヌキが居なくなると、アナグマの巣口Lから野ネズミがピョンと飛び出しました。
広場を走って横切ります。
【考察】
タヌキvs野ネズミという異種間のニアミスは初見です。
ネコやキツネなどと違って鈍臭いタヌキは生きた野ネズミを狩る能力はないようです。
それでも野ネズミは用心して、夜の森ではタヌキを避けて暮らしていました。
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