2024/04/29

単独または子連れでニホンアナグマの旧営巣地に立ち寄るホンドタヌキ【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2023年8月上旬〜中旬 

ニホンアナグマMeles anakuma)の家族が転出した後の旧営巣地にホンドタヌキNyctereutes viverrinus)が出没するシーンをまとめました。 
個体識別が完全にできていれば面白いドラマが読み取れるはずですが、まだまだ修行が足りません。

シーン0:8/4・午後13:23・くもり(@0:00〜) 
シーン1:8/4・午後13:59・晴れ(@0:04〜) 
明るい日中にたまたま撮れた現場の状況です。 


シーン2:8/9・午後19:58(@0:07〜) 
5日後の晩にタヌキが奥の二次林に入って立ち去る後ろ姿が写っていました。 


シーン3:8/12・午前4:27・気温22℃(@0:12〜)日の出時刻は午前4:48。 
3日後の明け方に現れたタヌキが慎重に巣穴Lに潜り込んだものの、置くまで完全には入らず、すぐに後ろ向きで外に出てきました。 
左へ。 


シーン4:8/12・午前4:27・(@0:31〜) 
別アングルに設置した広角の監視カメラで続きが撮れていました。 
タヌキは広場の奥の林縁でミズキの立木をぐるっと回り込んでから、左に向かいました。 
なんとなく、ミズキの根元に排尿マーキングしたような気もしますが、はっきりしません。
 (片足を持ち上げませんでした。) 


シーン4:8/12・午後17:54・気温24℃(@1:02〜)日の入り時刻は午後18:40。 
日没前でかなり暗い夕方に巣口Lの匂いを嗅いでいたタヌキが右へ立ち去りました。 


シーン5:8/14・午前6:24・気温23℃(@1:11〜)日の出時刻は午前4:50。 
2日後の薄暗い早朝にはタヌキのペアが登場しました。 
雨上がりなのか、林床の地面がやや泥濘と化しています。 
獣道を右上奥から登場した先頭個体は、巣穴Lには立ち寄らず左へ通り過ぎました。 
間隔を開けて同じ獣道から後続個体が現れ、同じく左へ。 
♀♂ペアなのか、兄弟姉妹なのか、不明です。 


シーン6:8/14・午前6:24・気温23℃(@1:45〜) 
別アングルの広角映像に続きが撮れていました。 
雨上がりで、レンズがやや曇っています。 
前の動画でタヌキが2頭で登場したと思っていたら、実は計3頭が来ていたことが分かりました。 
タヌキ成獣と思われる大型の個体が右へ立ち去る姿がちらっと写っていました。 
巣口Rの匂いを嗅ぎ回っている2頭は、どうやら幼獣のようです。 
やがて幼獣も1匹また1匹と親タヌキの後を追って右に向かいました。 


シーン7:8/14・午前7:54・気温24℃(@2:14〜) 
1時間半後に来たタヌキは毛皮が濡れていました。 
迷うことなく巣穴Lに入ったのに、内検しただけですぐにまた外に出て来ました。 
頭から入って頭から出てきたので、巣内で方向転換できるだけの広い居室があることが伺い知れます。 
身震いして土の汚れを払い落とすと、左へ立ち去りました。 
尻尾の中央部に滴状の黒斑▼がある個体でした。 


シーン8:8/14・午前7:54・(@2:40〜) 
つづきが別アングルのトレイルカメラで録画されていました。 
二次林を奥に歩き去る後ろ姿が写っています。 


シーン9:8/14・午前7:56・(@2:49〜) 
2匹のタヌキが二次林内を駆け回っています。 
はしゃいでいる様子がいかにも幼いので、幼獣の兄弟姉妹だと思います。 
そのまま右へ走り去りました。 
1/3倍速のスローモーションでリプレイ。 


シーン10:8/14・午前10:57・晴れ(@3:11〜) 
3時間後にもタヌキがペアで登場しました。 
林内を右へ向かっています。 
左奥から別個体のタヌキがやって来ました。 
アナグマの旧営巣地(セット)には近寄らず、左に戻ってしまいました。 
今回の2頭は全く独立に別行動していました。


※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。





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