2023年4月下旬
小川に架かる天然の丸木橋を自動センサーカメラで見張っていると、真夜中にホンドテン(Martes melampus melampus)が登場しました。
画面の手前から奥に向かって小川が緩やかに流れています。
シーン1:4/28・午前0:00
テンが丸木橋を伝って右岸から左岸へ渡りました。
前回のイタチよりも体長が大きいので、私にもテンだと分かりました。
関連記事(1ヶ月前の撮影)▶ 夜の小川を遡上し丸木橋を渡るニホンイタチ【トレイルカメラ:暗視映像】
シーン2:4/28・午前0:05
約4分後に再びテンが右岸から左岸に丸木橋を渡りました。
別個体だとすれば、♀♂番 が互いに少し離れて活動しているのでしょうか。
もしも同一個体なら、小川の少し下流にある別の丸木橋(倒木)を伝って右岸に戻って来た可能性もあり得ます。
※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施して明るく加工しています。
今泉忠明『イタチとテン』を読んでいたら、丸木橋を渡るテンの習性について書いてありました。
テンを専門にとる猟師は、テンが渓流沿いを徘徊し、倒木などが倒れ掛かってできた自然の丸木橋などを渡る性質があることを知っており、猟師はそうした倒木などをあらかじめ一掃し、新たに一本橋をかけ、テンがそれに慣れて渡るようになった時を見計らってトラバサミやくくり罠を仕掛ける。 (p105より引用)
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