2021/01/06

ミゾソバの花を舐めるアシブトハナアブ♂:吸蜜・身繕い・飛び立ち【HD動画&ハイスピード動画】

 

2020年9月下旬・午後14:45頃・晴れ 

山麓の農村部の道端に咲いたミゾソバの群落でハナアブの仲間が訪花していました。 
口吻を伸縮させて花粉や花蜜を舐めています。  
体に白い花粉が付着するので、食事の合間に身繕い。
種数が膨大なハナアブ類は名前を調べるのが億劫で敬遠していました。 
今回はよく見かける種類なので重い腰を上げて調べてみると、アシブトハナアブ♂(Helophilus eristaloideus)と判明。 
黒い後脚の太い腿節が名前の由来です。  
苦手意識を払拭するには、普通種でも1種ずつ地道に覚えていくしかありません。

ミゾソバの花から飛び立つ瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@1:08〜) 
隣の花へは飛ばずに歩いて移動しています。 

少し離れた場所で2匹を撮影。

【追記】
アシブトハナアブの後脚の腿節が太いという形質は、♂だけの性的二型ではありません。(♀も太いらしい)
交尾の際に♀を♂が後脚でがっちり捕まえて離さないようにしたり、♀を巡る闘争で♂同士が蹴り合いをしたりするのか、配偶行動をじっくり観察してみたいものです。
参考:石井誠『昆虫のすごい瞬間図鑑: 一度は見ておきたい!公園や雑木林で探せる命の躍動シーン』p142

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