2020/02/14

ハツユキソウの葉裏に移動して日差しを避けるヒメアカタテハ



2019年9月中旬・午前10:20頃・晴れ

民家の花壇でハツユキソウという見慣れない園芸植物の白い斑入りの葉にヒメアカタテハVanessa cardui)が止まっていました。

初めは日の当たる葉表に止まり、閉じた翅を軽く開閉していました。
やがて落ち着くと翅をしっかり閉じてしまったので、日光浴の必要がないほど暑いのでしょう。
さらにハツユキソウの葉裏にくるっと回り込み、日陰に入りました。
よほど日向が暑かったようで、翅を閉じて休んでいます。
(気温を測るべきでしたね…。)
この個体が♀かどうか私にはヒメアカタテハの性別が見分けられないのですが、少なくとも産卵中ではありませんでした。



▼関連記事(3年前の撮影)
アカタテハ:初夏の避暑行動?


ヒメアカタテハ@ハツユキソウ葉表
ヒメアカタテハ@ハツユキソウ葉陰+休息


さて、園芸植物に疎い私はこの植物の名前を知りませんでした。
上位葉の全てに白い縁取り(斑入り)が入っています。
この時期には花が完全に散り終わっていて、緑色の実(蒴果)が付いていました。
ガーデニング関連の掲示板で問い合わせたところ、くれ子さんよりハツユキソウとの回答を頂きました。
クリスマスの時期に花屋に並ぶポインセチアと同属なのだそうです。
ヒメアカタテハ幼虫の食草はキク科植物ですから、トウダイグサ科のハツユキソウに来ていたのは、たまたま休息のため立ち寄っただけでしょう。
来年はハツユキソウの花や訪花昆虫を観察するつもりです。


ハツユキソウ:斑入りの上位葉+実(蒴果)
ハツユキソウ・全景
ハツユキソウ:下位葉は全体が緑色

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