2020/02/09

ウスバキトンボ♀の腹部奇形?



2019年9月中旬・午前10:53

川沿いの草むらでウスバキトンボ♀(Pantala flavescens)が枯れた草の茎に止まっていました。
静止姿勢がどうも奇妙で、腹部がやや反り返っている海老反り姿勢でした。
腹端がヒクヒク上下に動いています。
羽化直後あるいは羽化不全個体なのかと思ったのですが、この枯れた茎の下部にヤゴの抜け殻(羽化殻)は見つけられませんでした。
もし腹部の奇形(先天性の異常)なら、水質汚染などが疑われます。
この♀個体の腹部が背側に反り返ったままだと、♂との交尾および産卵行動に支障を来す可能性が高く、だとすれば次世代を残しにくいでしょう。

トンボは交尾の際に♀が細長い腹部を腹側に丸く曲げて尾繋がりした♂の副性器に腹端を結合する必要があるのです。


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ウスバキトンボ♀:側面@枯草茎+腹部海老反り姿勢:奇形?
ウスバキトンボ♀:背面@枯草茎+腹部海老反り姿勢:奇形?

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