2018年9月上旬
稲穂が育つ水田の畦道をキタキチョウ♀(Eurema mandarina)が蝶道のように繰り返し往復して飛んでいました。
何が目的なのだろう?と様子を見守っていると、クサネムの群落に訪花して回り、吸蜜しました。
畦道には蜜源となる花が少なく、クサネムの花を探し当てるのに少し苦労している印象を受けました。
更に訪花の合間にクサネムの葉表に着陸し、腹端を軽く曲げて産卵しました。(@2:13)
背側からの撮影アングルで産卵シーンが分かりづらかったのですが、飛び去った後には一粒の白い卵が産みつけられていました。
クサネムはマメ科の植物ですから、キタキチョウの幼虫の食草に当てはまります。
次に機会があれば飼育に挑戦してみるつもりです。
『虫の卵ハンドブック』でキチョウについて調べると、
♀は食草(ネムノキなどマメ科)の新芽や新葉に、1卵ずつ細長い紡錘形の卵を産む。市街地や畑周辺に普通に見られ、卵はハギ類やネムノキなど次種(モンキチョウ)に比べるとやや丈の高い植物で見られる。(p99より引用)
※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。
キタキチョウ♀@クサネム訪花吸蜜 |
キタキチョウ♀@クサネム葉+産卵 |
クサネム花+葉 |
クサネム花+葉 |
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