2018年1月上旬
街中を流れる川で3羽のハシボソガラス(Corvus corone)が冷たい川に入っていました。
コンクリート護岸の所々に雪が積もっています。
除雪で川に捨てられた雪塊です。
1羽のカラスがその雪塊に飛び乗り、嘴で雪を掻き分けて壁際を探っています。
残る2羽は、護岸の隙間に生えて枯れた草の辺りを必死で調べたり嘴でグイグイと枯れ草をむしったりして餌を探しています。
護岸に生えた苔(地衣類?)を嘴で毟り取ったり、コンクリートブロックの護岸の継ぎ目の土をほじくったりする個体もいます。
枯れ草やコケそのものを食べているのではなく、おそらくその奥に潜んで越冬中の虫やカエルなどを必死で探しているのでしょう。
雪国の野鳥は厳冬期に日々の餌を探すのは大変そうです。
いっそのこと暖かい地方へ渡って冬を越せば良いのにと思うのですが、ハシボソガラスは留鳥として冬も居残り逞しく生きています。
厳冬期に同じ川でカワガラスが水中に潜って貝などの小動物を捕食していたのですけど、陸のカラスにはそんな芸当はできません。
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最後に1羽がフワリと飛んで対岸へ渡りました。
実は堤防の上の道にもう1羽が居ました。
おそらく、この4羽が家族群なのでしょう。
ハシボソガラス3(冬の野鳥)@川:護岸草むしり+探餌 |
ハシボソガラス2(冬の野鳥)@川:護岸草むしり+探餌 |
ハシボソガラス(冬の野鳥)@川:護岸草むしり+探餌 |
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