高圧線の鉄塔#21でのハシボソガラス営巣記録#30
2017年6月中旬・午後14:55
いつもの撮影ポイントへ向かっていると、ハシボソガラス(Corvus corone)の巣がある高圧線鉄塔#21で一羽のヒヨドリ(Hypsipetes amaurotis)が居ました。
鉄塔の中段に止まって辺りを見回しています。
ヒヨドリにしてはあまり聞き慣れない鳴き方を始めました。
嘴の動きと鳴き声が一致したので(リップシンクロ)、この個体の鳴き声で間違いありません。
カワラヒワの鳴き声も一緒に聞こえて紛らわしいのですけど、これはヒヨドリが縄張り宣言しているさえずり(囀り)なのですかね?
あまり面白くもない映像を長々と撮り続けたのは理由があって、ハシボソガラスの親鳥が縄張りへ侵入したヒヨドリに気づいたらどんな反応をするのか、興味があったからです。
すごい剣幕でヒヨドリを追い払うでしょうか?
例えばカラスの天敵の猛禽類がハシボソガラスの巣の近くに飛来すると、カラスの親鳥はすごい剣幕で急行し、モビングして縄張りから追い払ってしまいます。
ヒヨドリはカラスの雛を襲う天敵でもありませんし、ニッチもおそらく違うので、カラスの縄張りに侵入しても黙認するでしょうか?
ところがハシボソガラスの
自発的に飛び立つ気配もありません。
私も先を急ぐので、痺れを切らして撮影を打ち切ってしまいました。
※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。
つづく→#31:巣立ちの近いハシボソガラス雛の冒険(その2)前編【10倍速映像:野鳥】
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