2016年5月下旬・くもり・午後18:39〜18:43
前年(2015年)にスズメ(Passer montanus)の集団塒を見つけて、塒入りを家屋の外から撮影できました。
▼関連記事今年はその逆アングルの塒側(室内)から撮影したいと思っていました。
スズメ(野鳥)の塒入り:雀のお宿はイワガラミの中
壁面緑化のイワガラミが3階の窓の下まで蔓を伸ばし、北壁に生い茂っています。
そろそろ花が咲きそうな時期です。
夕刻にスズメの鳴き声がうるさいので室内からそっと窓際に近づいてイワガラミの茂みをガラス越しに覗いてみると、窓枠のすぐ下の蔓に並んで止まった3羽が押し合いへし合い暴れていました。
3羽ともに頬の黒班が薄く嘴の端が黄色い幼鳥でした。
喧しく鳴きながら押しくら饅頭しています。
巣立ったばかりの幼鳥だからヒトをあまり恐れないのかな?
一方、窓の外では庭木のアケボノスギの横枝に止まっていた成鳥(頬が黒色)が壁面のイワガラミの茂みに飛び込む瞬間が撮れました。
アケボノスギの大木に就塒前集合しているというよりも、スズメの数が少ないので各自のタイミングで塒入りしています。
室内で撮影する私の存在に気づくと慌てて警戒声を発しながら飛んで逃げました。
本格的に撮るのならブラインドを張って隠れるべきですね。
前年に観察したような集団塒と呼べるほど大きな規模ではありませんが、家族群の塒入りだと思います。
午後18:51になるとスズメの鳴き声が静かになったので、就塒が完了したようです。
奇しくもそれは、日の入り時刻にぴったりでした。
※ 汚れた窓ガラス越しに撮った不鮮明な映像なので、動画編集時に自動色調補正を施しています。
スズメの群れはそのまま夜を過ごすのかと思いきや、深夜(23:43)に赤外線の暗視カメラを使って再び窓の外を探してもスズメは居なくなっていました。
いつの間にか塒の場所を少し変えたようです。
今年はどうもスズメの集団塒は近所の別な樹上に形成しているようで、その後イワガラミの茂みはほとんど利用してくれなくなりました。
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