2014年6月下旬
堤防の草地に咲いたアカツメクサ(=ムラサキツメクサ)の群落で見慣れないハナバチ♀が訪花していました。
マルハナバチのようにずんぐりむっくりした体形で、体毛が白っぽいです。
後脚の花粉籠に橙色の花粉団子を付けています。
花から花へ忙しなく飛び回る様子を240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@1:24〜)
映像の前後半で別個体を撮影。
撮影の途中で1匹だけ採集してみました。
これはひょっとすると、シロスジヒゲナガハナバチ♀(Eucera spurcatipes)ですかね?
翅脈:前翅の肘室が2個 |
以下は標本写真。
前翅の肘室が2個であることから、シロスジヒゲナガハナバチ♀で良さそうです。
ところが腹節背面の毛の色が明るい茶色なのは、ニッポンヒゲナガハナバチ♀の特徴です。
図鑑ではニッポンヒゲナガハナバチ成虫の出現時期が4〜5月で春のハナバチということになっています。
北国では遅れていると単純に解釈して良いのかな?
側面 |
側面 |
背面 |
腹背 |
腹端に毒針 |
顔 |
顔 |
右翅の翅脈(前翅の肘室が2個) |
腹面 |
後脚の花粉籠 |
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