ハシボソガラスのクルミ割り行動:投げ落としⅢ【野鳥】
2013年10月中旬
農村部の路上でハシボソガラス(Corvus corone)が硬いクルミの実を啄んでいました。
こちらを見て警戒しています。
クルミの実を咥えて飛び上がり、電線に止まりました。
電線で横歩きをして狙いを定め、下の舗装路にクルミをぽとりと落としました。
追いかけるように自分も飛び降りてクルミを回収。
実を咥えたまま飛んで逃げてしまいました。
どうやら私に見られているとカラスも落ち着いて作業できないようです。
カラスのクルミ割り行動は何度か撮影できるようになったのですけど、割れた実をほじくって食べるところまではなかなか見せてくれません。
私のフィールドのカラスは高所に止まって単純に落とすタイプと飛び上がって空中から投げ落とすタイプと2種類やり方があるようですけど、今回は前者でした。
『スズメの少子化、カラスのいじめ:身近な鳥の不思議な世界』p90によると、貝やクルミを落として割る行動はこれまでのところ確実な記録はハシボソしかないらしい。
東海環状自動車道にて、カラスが五羽ほどで実を落としているのを反対車線から見たことがあります。さほど交通量が多くない対面通行の高速なので、気長に落としては下を覗き込み、車が通過した後に降りて確認していました。
返信削除おー、それは羨ましいです!
削除車に轢かせてクルミを割るカラスの行動は未だ実際に見たことがありません。
ここは昼間も交通量の少ない過疎地域なので、カラスも車を当てにしてられないのでしょう。