2012年5月中旬
(コメツキムシを)平らな場所で仰向けにしておくと、胸-腹の関節を曲げ、胸を地面にたたきつけて跳びはね、腹を下にした姿勢に戻ることができる。この時はっきりとパチンという音を立てる。(wikipediaより)
前日に採集した一匹のオオシモフリコメツキ(Actenicerus orientalis)(体長18mm)を使い、仰向け状態から跳ね起きる様子をハイスピード動画(220 fps)に撮ってみました。
ユニークな起き上がり法をスローモーションでお楽しみ下さい。
ハイスピード・モードにて音声が録音されない(無音)のはカメラの仕様です。
跳ね起きる際のパチンと言う音はHD動画で別撮りしました。
「オオシモフリコメツキの跳ね起き機構と声紋解析♪【HD動画】」
コメツキムシをただ単に仰向けに置いただけではピントを合わせる間もなく即座に跳び上がってしまいます。
仰向けで指で軽く紙にしばらく押し付けるようにして、跳ね起き運動を連続で何度もやらせ虫を疲れさせてから撮りました。
オオシモフリコメツキはしばらく擬死状態となり、息を吹きかけると復活します。
仰向け時は触角を腹面に沿わせています。
触角が動き始めるのが覚醒した徴のようです。
跳ね起きる寸前には脚も揃えて気をつけ姿勢になります。
どのくらい高く跳べるか、測定してみればよかったですね。
クルクルと宙を待って仰向け状態に落ちてしまった場合はもう一度跳び直します。
遠くにうまく落ちれば、そのまま歩いて逃げ出します。
撮影後にコメツキムシは窓から解放してやりました。
顔 |
体長18mm |
擬死@側面 |
擬死@腹面 |
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