2019年4月中旬
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ツグミに母衣打ち♪を聞かせるキジ♂(野鳥)
根雪が完全に溶けた刈田をキジ♂(Phasianus versicolor)がゆっくり歩きながら、畦道の草を啄んでいました。
私もそっと追いかけて先回りすると、キジ♂はどんどん私の方へ近づいてきます。
春の七草でも食べているのかな?
前半はイネ科植物の根際を嘴でかき分けて何かを採食しています。
後半の映像からは、畦道に生えている植物としてヒメオドリコソウやツクシぐらいしか見分けられません。
小さな白い花と青い花(オオイヌノフグリ?)が気になります。
私も畦道に降りて採食メニューの植物名をしっかり調べたかったのですが、恥ずかしながらこのとき激しい尿意を我慢していたので、泣く泣く観察を切り上げました。
(もし一世一代のスクープ映像のチャンスが到来したら、漏らしながらでも撮る覚悟は出来ています。)
画面の右手には田んぼに沿って桜並木があり、ソメイヨシノの花が満開に咲いた枝が風で揺れています。
刈田は未だ田起こしされていませんが、その準備として畦はきれいに作り直されています。
この日は晴れているのに春の嵐が吹き荒れ、台風並みの強風でしっかり立っていられないほどでした。
映像に風切り音♪が入るのは仕方がないとして、撮影する私の体幹バランスが強風で崩れてしまい、手ブレを抑えられません。
カメラを構えて立っているだけで吹き飛ばされそうなぐらいの強風に悩まされました。
動画編集時に手ブレ補正を施し、これでもかなり改善されています。
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キジ♂(野鳥)@刈田畦道+歩行+草採食 |
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キジ♂(野鳥)@刈田畦道+歩行+草採食 |
2019年3月上旬・午後15:15〜16:39
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窓枠に昼も夜も居座る2羽のドバト【冬の野鳥】
4日ぶりの定点観察です。
定位置から左隣の窓枠にカワラバト(=ドバト;Columba livia)が1羽だけ止まって居ました。
囀りなのか警戒声なのか分かりませんが、耳を澄まして聞くと小声でグルルルルー♪と繰り返し鳴いていました。
(風切り音や周囲の騒音で鳴き声がかき消されてしまいます。)
私がカメラを向けると警戒して少し飛び、定位置(右隣の什器搬入口の窓枠)に戻りました。
鳩胸を膨らませているのは、寒いのかな?
1時間20分後に現場を再訪すると、同じ場所に居座っていました。
前回は仲良しの番だと思ったのに、パートナーは戻ってきません。
瞬きするだけで寒そうにじっとしています。
レース鳩のように足輪を装着していないので、野良ドバトのようです。
今後も毎晩ここに塒をとるのか、このまま巣を作るのかどうか、興味深く見守るつもりでした。
しかし残念ながら、ここで鳩を見かけたのは、この日が最後でした。
糞害を嫌った誰かに追い払われたとは思いたくありませんが、私がしつこくカメラを向けたりストロボを焚いたりしたせいで、鳩がすっかり警戒心を強めてしまった(居心地が悪くなった)のかもしれません。
もう一つの可能性としては、近所で始まったビルの解体工事のせいで昼間の絶え間ない騒音や振動にドバトも耐えられなかったのでしょう。
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ドバト(野鳥)@営巣予定地?/塒:窓枠 |
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ドバト(野鳥)@営巣予定地?/塒:窓枠 |
2019年4月中旬
40分後に再び倒木を見に行くと、カワウは居なくなっていました。
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カワウが川で潜水漁をしてから倒木に跳び乗り羽繕い(野鳥)
その代わりに、ハクセキレイ♂(Motacilla alba lugens)が倒木を渡りながら、川面に浮いている餌を探していました。
カメラを右にパンすると、倒木の根元側には1羽のカルガモが岸辺の木陰で休んでいます。
無人の監視カメラを設置して、この倒木を利用する生き物を観察できたら楽しそうです。
まるで天然の丸木橋のようですが、残念ながら倒木の先端が此岸には届いていないので、陸上の野生動物がこの倒木を利用して川を渡ることはできません。
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ハクセキレイ♂(野鳥)@川:倒木 |