2019年8月下旬
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トウモロコシ畑を守る鳥害対策グッズ類
トウモロコシ畑の右半分が収穫され、根元から刈り取られていました。
収穫後の区画で2羽のハシボソガラス(Corvus corone)が採食していました。
トウモロコシの枯れ葉を嘴で次々にめくって餌を探しています。
隠れている虫を捕食するのかと思いきや、地面に転がっている(捨てられた?)トウモロコシの穂を見つけると、足で押さえつけながら黄色い穀粒を美味そうに啄み始めました。
警戒心の強いスズメ(Passer montanus)の群れも、カラスの様子を見て安全確認すると、収穫後のトウモロコシ畑に次々と舞い降りて採食を始めました。
このトウモロコシ畑には以前から2種類の鳥害対策グッズが設置してありました。
鷹がプリントされた鳥よけカイトが竿から吊り下げられていますが、この日は無風なので動きがありません。
期待された鳥よけ効果が全く失われ、その下でハシボソガラスやスズメが平気で落穂拾いしています。
カイト(凧)が畑に長期間設置されたままだと、鳥も虚仮威しだと学習して怖がらなくなってしまうのかもしれません。
手前の地面にはハシブトガラスを模した黒いプラスチック模型が転がっていました。
トウモロコシの収穫と共に、お役御免になったようです。(以前はカイトと同じく竿から吊り下げられていました。)
カラス模型の近くでハシボソガラスとスズメが採食(落穂拾い)しないということは、若干の鳥よけ効果が残っているのかな?
撮影している私に対して警戒し距離を取っているだけかもしれません。
ちなみに、このトウモロコシ畑は全体が電気柵で囲われていますが、これは野生動物(哺乳類)が入って来られないようにするための対策です。
鳥は空から飛来するので、電気柵では防鳥効果が期待できません。
畑の左半分は収穫前のトウモロコシ畑が残っているのに、野鳥が餌の豊富な収穫前の区画に侵入して食害しないのは不思議でした。
私が見ている間は遠慮しているのかもしれません。
もしかすると、収穫前のトウモロコシ畑は穂に未だ種が育って無くて、鳥にとって魅力が無いのでしょうか?
収穫前のトウモロコシ畑に回り込んでよく見ると、もう一つの鳥よけカイト(鷹型)が守っていました。
ハシボソガラス2(野鳥)@収穫後トウモロコシ畑+採食 |
鳥よけグッズ:カラス模型@収穫後トウモロコシ畑 |
鳥よけカイト(鷹型)@収穫後トウモロコシ畑:無風 |