2018/09/02

カエデ樹洞の巣に通って雛に給餌するコムクドリ♂(野鳥)



2018年6月中旬・午後16:22〜16:29

街中の庭木として植栽されたカエデ(イロハモミジ?)老木のてっぺんでコムクドリ♂(Sturnus philippensis)がジーッ♪と繰り返し鳴き続けていました。
嘴に何か獲物を咥えながらて警戒声を発しているので、近くに巣があるのだろうと予想しました。
カエデ老木の幹にはツタが絡みついていて、青葉が生い茂った枝には既に赤い翼果も実っていました。
通りに面した側とは逆に樹洞があり、どうやらコムクドリはその中で営巣しているようです。

周囲の安全を確認してから少しずつ枝を下りて帰巣します。
親鳥♂が巣に近づくと樹洞の中から雛鳥が餌乞い♪する鳴き声が賑やかに聞こえてきます。
給餌後も親鳥♂がしばらく営巣木に留まって警戒声を発していました。
私に対してだけでなく、近所をうろついている飼い猫を警戒しているようです。
巣を離れた親鳥♂は近くの電線に一旦止まって一休みしてから、採餌場へと飛び去りました。

コムクドリの繁殖習性について復習すると、

主に樹洞やキツツキ類の古巣に営巣するが、人家の屋根の隙間、石垣等に営巣したり、巣箱を利用したりもする。巣の中には枯葉や落ち葉を敷く。産卵期は5-7月で、卵数は4-6個、抱卵日数は8-11日、約14日で巣立ちを迎える。(wikipediaより引用)

5年前に一度だけコムクドリの給餌シーンを観察したことがあります。

▼関連記事(撮影:2013年6月下旬@民家の軒下の壁に開いた穴で営巣)
虫を雛に給餌する♪コムクドリ♀(野鳥)

つづく→雛に虫や木の実を給餌し糞を巣外に捨てるコムクドリ♀(野鳥)

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。

巣がある樹洞を狙って撮りたくても、親鳥の警戒心が強くて下手に近づけない上にカエデの木が生えている私有地に勝手に入る訳にはいきません。
少し離れた公道から撮れるアングルは限定されてしまいます。
コムクドリ営巣地のプライバシー保護のために一部モザイクをかけました。


コムクドリ(野鳥)営巣木:カエデ樹洞・全景
コムクドリ(野鳥)営巣木:イロハモミジ
コムクドリ♂(野鳥)@電線:雛給餌後

2018/09/01

飛べ!オオシオカラトンボ♂【HD動画&ハイスピード動画】



2018年7月上旬

オオシオカラトンボ♂(Orthetrum triangulare melania)が水たまりのある農道脇の草むら(枯れ茎など)に止まっていました。
枯れ茎のてっぺん付近に止まり、翅を深く下げて休んでいます。
大きな複眼の付いた頭部が時々ぐりぐりと動いています。

飛び立つ瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画で撮ってみました。(@0:15〜)

井上清、谷幸三『トンボのすべて(第2改訂版)』によれば、

トンボは前翅と後翅を互い違いに上げ下げできるので、真っ直ぐに飛べるし、またヘリコプターのように空中の同じところでじっと飛び続けること(ホバリングといいます)もできます。止まっていて急に飛び立つときには、両方の翅を一緒に打ち下ろし、高速度で逃げたり餌を追いかけたりもできます。(p90より引用)


飛び立っても大体同じ場所に止まるので、縄張りがありそうです。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。


▼関連記事
止まり木から飛び立つ未成熟オオシオカラトンボ♂の羽ばたき【HD動画&ハイスピード動画】


オオシオカラトンボ♂@枯茎

ハシボソガラスの幼鳥が電線で兄弟喧嘩?(野鳥)



2018年6月中旬

電線に並んでいた4羽のハシボソガラスCorvus corone)がふざけたようにガーガー♪と嗄れ声で鳴き騒いでいます。
横歩きで隣の個体ににじり寄り、嘴で軽くつつき合うのをきっかけに小競り合いが勃発しました。
少し飛び立って上の電線に避難。
電線を横歩きして、足元の碍子がいしをを嘴でつついて悪戯しています。
途中でビクッとしたのは、電線に直接触れてしまった嘴が感電したのかな?(@0:52)
(電線でバランスを崩しただけ?)
いつの間にか他の3羽は飛び去っていました。

好奇心旺盛な様子からなんとなく、この群れは巣立ち後の幼鳥のような気がします。
もろに逆光のために、嘴の中の色を確認できませんでした。


ハシボソガラス(野鳥)幼鳥?4@電線+喧嘩
なにやらフォトジェニック?

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