2013年6月下旬
嘴に虫を咥えたコムクドリ♀(Sturnus philippensis)が電線に止まっていました。
写真を見直すと、獲物は脚が長くキリギリスの仲間かもしれません。
すぐに電線から飛び立つと、民家の軒下の壁に開いた穴に潜り込みました。
ここで営巣しているようです。
映像の冒頭は1/8倍速のスローモーション。
穴の中から雛鳥が餌を催促する賑やかな鳴き声が聞こえてきます。
給餌を終えた親鳥♀が巣穴から出てくる瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画に切り替えてみました。
(これは我ながらファインプレー!)
同じ1/8倍速のスローモーションでも映像の滑らかさが格段に違います。
近くの電線に戻った♀は、やれやれとばかりに羽繕いしています。
引きの絵にすると、
巣内の雛が給餌を催促する鳴き声を試しに声紋解析してみたのですが、残念ながら車が走り去った直後でノイズが多く、使い物になりませんでした。
【追記】
日本野鳥の会『ムクドリのなかまたち(みる野鳥記)』p43によると、
このころ(巣ができると)、コムクドリは、ほかの時期とはちがった方法で食物をとっていることがあります。コムクドリは、ふだんは木の上のほうで、忙しそうに枝から枝へ移って昆虫などの食物をとっているのですが、卵を産む時期には、巣穴の近くの電線などにとまって、飛んでいる昆虫を、飛び上がってつかまえるすがたが見られます。卵を産む時期には、遠くまで行く時間がないため、こんな食物のとりかたをするのでしょう。
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