2016/11/01
サカハチチョウ夏型の吸水と排尿
2016年7月下旬
沢の水が流れ込んで濡れている路面に夏型のサカハチチョウ(Araschnia burejana)が来ていました。
半開きの翅を開閉しながら徘徊すると、口吻を伸ばして泥から吸水を始めました。
泥からミネラル成分を摂取しているのでしょう。
吸水しながらときどき腹端から透明な液体を排泄しています。
一緒に来ていたコチャバネセセリと比べると、サカハチチョウ夏型は鈍感で撮影が楽でした。
この水場では他にキタテハも吸水に来ていたのですが、逃げられて撮り損ねました。
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チョウ・ガ(鱗翅目),
飲水,
排泄
飛んで木に隠れるゴイサギ幼鳥(野鳥)
2016年7月下旬
ゴイサギ(Nycticorax nycticorax)の幼鳥を2羽、溜池で見つけました。
左の個体が少しだけ飛んで浮島の近くへ移動しました。
ススキの茂みから隠し撮りしている私に気づいて警戒し、茂みの死角に隠れたのかもしれません。
すぐにまた飛び立つと、池の畔で立ち枯れしたハンノキの枝に着陸しました。
足は黄色いものの羽の模様は見事な保護色(カモフラージュ)になっていて、動かなければ絶対に気づかれないでしょう。
ときどき首を伸ばし、警戒姿勢の片鱗を見せてくれました。
せっかくの擬態をすぐに止めてしまう幼鳥は、飽きっぽいのでしょうか。
何かに驚いて首を伸ばすのだと思うのですけど、警戒の対象がよく分かりません。
列車の通過音と踏切の音を聞いて首をわずかに伸ばしかけるものの、擬態を強めることはありませんでした。
おそらく卵の時期から聞き慣れた騒音なのでしょう。
樹上の幼鳥は羽繕いを始めました。
調子に乗って撮り続けていると、しつこいパパラッチを嫌ったのか急に飛び立ち、溜池の岸辺に広がるヨシ原に降り立ち姿を消しました。
飛翔能力があり、巣立ち後の幼鳥ですね。
『日本動物大百科3:鳥類I』p41によると
(ゴイサギは)幼鳥羽から成鳥羽になるまでに2年かかり、そのあいだは中間的な羽色で、換羽ごとに少しずつ成鳥羽に近づく。
一方、大田眞也『田んぼは野鳥の楽園だ』によれば、
(ゴイサギが)成鳥羽になるには三年を要し、その間の幼鳥羽がまだ残る若令個体でも繁殖能力はあります。年中見られますが、足環を付けた標識調査の結果、冬には相当数のものがフィリピンや台湾などに渡っていることが分かってきました。 (p83より引用)
2016/10/31
軒下を飛び回るハラアカヤドリハキリバチ♀
2016年7月下旬
軒下をハラアカヤドリハキリバチ♀(Euaspis basalis)が忙しなく飛び回っていました。
寄主オオハキリバチの巣を探索しているようで、軒下の窪みや穴を頻りに物色していました。
2匹以上の複数個体を撮影。
しかし私が見る限り、寄主オオハキリバチの巣は辺りに見当たりませんでした。
互いに縄張り争いがあるようで、空中戦の小競り合いも見られました。(ハイスピード動画で撮ればよかったですね…。)
※ 蜂の性別を形態から見分けたわけではなく、行動からおそらく♀だろうと解釈したのですが、先に羽化した♂が後から羽化してくる♀と交尾するために巣を見張っている可能性もありますかね?
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ハチ・アリ(膜翅目),
飛翔
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