2016/10/16

雨とキマダラセセリとイタドリ



2016年7月中旬

小雨が降る中、用水路沿いの草むらでキマダラセセリPotanthus flavum)を見つけました。
前翅を半開、後翅を水平に広げるセセリチョウに特有の静止姿勢です。
イタドリの葉表に止まったまま、特に雨を避ける様子(雨宿り行動)はありません。
このぐらいの小雨なら、翅の鱗粉が弾いてくれるのでしょう。
どうせなら、その様子をハイスピード動画で接写できたら良かったですね。

実は見つけたときはイタドリを訪花していたのですが、傘をさした私が撮影の準備に手間取っていたら飛んで花から葉に移動してしまいました。



クモの卵嚢を捕食するシジュウカラ♂(野鳥)



2016年7月中旬・午前7:20

住宅地でシジュウカラ♂(Parus minor)が電柱側面のボルトに止まって見下ろしていました。
斜めに張られたケーブルを伝ってピョンピョン跳びはねるように登ると、電柱に取り付けられた金具の奥から糸屑のような白い物を引っ張り出しました。
白いフワフワの中にはオレンジ色の丸い物体が見えます。
蛾の繭かもしれませんが、おそらくクモの卵嚢だと思います。
クモの糸を巣材に使うのかと思いきや、捕食でした。
シジュウカラ♂は足で産室を押さえつけながら嘴で糸を引っ張ります。
左足に白い糸が絡み付いてしまいました。
卵嚢はその場で食べてしまったようです。
最後はツピッ♪と一声鳴いて、庭木の樹冠へ飛んで行きました。
貴重な捕食シーンを偶然撮影することができて、ラッキーでした♪
野鳥がクモの天敵であるという実例を初めて観察しました。
近くにシジュウカラの巣がありそうな気がするのですけど、あちこち樹上を眺めても見つけられません。






ラムズイヤーの花で採餌するクロマルハナバチ♀



2016年7月中旬

用水路沿いの花壇に咲いたラムズイヤークロマルハナバチBombus ignitus)のワーカー♀が訪花していました。
後脚の花粉籠は空荷です。



ラムズイヤーの花
ラムズイヤー・全景
ラムズイヤーの葉




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