2013/01/22

イラガ(蛾)終齢幼虫の脱糞



2012年10月下旬・室温19℃

イラガ幼虫の飼育記録:2

イラガ(Monema flavescens)の幼虫は食事の合間に腹端を持ち上げて糞をポトリと排泄します。
腹端(肛門付近)の毛束に絡みついてしまうのか、糞切りが悪くなかなか落ちません。


つづく




2013/01/21

タヌキの溜め糞に集まるキイロスズメバチ♀



2012年10月中旬

里山の尾根道に残されたタヌキの溜め糞にキイロスズメバチ(Vespa simillima xanthoptera)のワーカー♀が数匹来ていました。
スズメバチが蝶のように獣糞を直接舐めてミネラル補給するという話は聞いたことがないので、おそらく獣糞に集まる甲虫(センチコガネなどの糞虫)やハエを狩るのが目的だと思います。
低空飛行で飛び回り獲物を探索したり身繕いするだけで、残念ながら実際に獲物を狩るシーンは観察できませんでした。
敏捷なキンバエを狩るのは難しくてもベッコウバエぐらいならスズメバチにも捕まえられそうな気がします。(※追記参照)

(映像にベッコウバエは映っていませんが、私が近づいたので溜め糞から逃げました。)

溜め糞で2匹のキイロスズメバチが出会うと、弾かれたように別れただけで喧嘩にはなりませんでした。
餌場(狩り場)の占有行動を示さなかったのは同じ巣から来た仲間の蜂だからでしょうか。
その癖にアリが近づくと煩そうに追い散らすことがあります。



【追記】
松浦誠『社会性ハチの不思議な社会』によれば、

キイロスズメバチは日本のスズメバチ属のなかでは体は最小である。(中略)他種にくらべて俊敏性に富んでいるので、迅速な飛翔力をもったハエ、アブなどを空中でつかまえる特技をもっている。 (p162より引用)




モンシロチョウがアキノキリンソウに訪花吸蜜



2012年10月中旬

道端のアキノキリンソウ群落にモンシロチョウPieris rapae)が訪花していました。
翅を閉じて花に止まり、伸ばした口吻を花の奥に差し込んで蜜を吸っています。






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