2013/01/15

キボシアシナガバチ創設女王が肉団子を給餌



2012年7月上旬

スギの葉裏に作られたキボシアシナガバチ初期巣の定点観察

前回の観察では卵だけでしたが、後から増築された外縁部の育房には卵と孵化したばかりのピンク色の若齢幼虫が見えます。
中央部の育房では黒い頭楯の老熟幼虫が育っています。
育房数をカウントする前に創設女王が帰巣してしまいました。

女王蜂は白い肉団子を老熟幼虫に給餌開始。
幼虫は育房から身を乗り出して催促しています。
以前キアシナガバチで観察したような女王の触角によるドラミング行動(給餌信号)は確認できませんでした。




2013/01/14

ヒメアカタテハの飛び立ち【ハイスピード動画&HD動画】



2012年10月上旬

野菊(種名不詳)の花蜜を吸っていたヒメアカタテハVanessa cardui)が飛び立つ瞬間を220 fpsのハイスピード動画に撮ってみました。
せっかくの羽ばたくスローモーションをもう少し引きの絵で堪能したかったですね。

同一個体の訪花シーンを通常のHD動画でも撮っています。





翅をほぼ全開にして花に止まるのは曇り空で気温が低かったせいでしょう。



ルリイロハラナガハナアブの一種の交尾と連結逃走



2012年10月上旬

平地を流れる小川(用水路)の欄干で♀♂2匹のアブが交尾を始めました。
互いに逆を向いて交尾器を連結しています。
接写し始めると、交尾中のアブは連結したまま逃走開始。
前を逃げる個体が力づくでパートナーを引っ張り、飛び立とうとしています。

欄干の側面に隠れたたペアは連結部を頻りに上下しています。
やや斜めのアングルのため、結合部をうまく接写できませんでした。
(きちんと真横を向いてくれなかった。)
ハエやアブに詳しい達人なら複眼や交尾器の形状などから性別が見分けられるのでしょうか?

同定してもらうため採集しようとしたら連結状態のまま下草に落ちて逃げられてしまいました。


『一寸のハエにも五分の大和魂』画像掲示板にて問い合わせたところ、茨城@市毛さんより以下の回答を頂きました。

写真のアブは,ハナアブ科のナミルリイロハラナガハナアブXylota amamiensis かミヤマルリイロハラナガハナアブXylota coquilletti の可能性が最も高いと思います.(動画を見たのですが,腹部背板や脛節基部内側の剛毛が見えないので難しいです)
性別は,複眼が離れているのがメスです.


左が♂で右が♀?

左が♀で右が♂?




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