2024年10月上旬・午後15:10頃・くもり
民家の前庭の花壇に咲いたゲンペイツリフネソウ(別名ハナツリフネソウ)の群落でクロホウジャク(Macroglossum saga)が忙しなく訪花していました。
この組み合わせは初見です。
花には着陸せず、休むことなく猛烈に羽ばたき続けながら、距の奥にある蜜腺から吸蜜しています。
クロホウジャクがゼンマイ状の口吻を伸ばすと、その根元付近は白っぽくなっています。
これはゲンペイツリフネソウの雄しべ(葯)に触れたことで花粉が付着したのかもしれません。
だとすれば、ホウジャク類はゲンペイツリフネソウの花蜜を報酬として、送粉者としての役割を担っていることになります。
関連記事(3、8年前の撮影)▶
同じ花壇で黄色い花弁のキク科園芸植物(ヘリアンサス「レモンクイーン」)も隣に咲いていたのに、クロホウジャクは見向きもしませんでした。 (定花性)
この日は昼間でも曇って薄暗い条件でした。
クロホウジャクが薄暮性だとすれば、体内時計ではなく、照度の低下を感じて活動を始めるのでしょう。
クロホウジャクの吸蜜ホバリングを240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@0:57〜)
風が絶え間なく吹いて花が揺れ続け、虫撮りには最悪のコンディションです。
しかし、スーパースローで撮って見ると風揺れも気にならなくなります。
クロホウジャクが停飛しながら風で揺れ続けるゲンペイツリフネソウの花の開口部に狙いを定めて、細長い口吻を器用に差し込む高等技術に感心します。
ヒトが頑張って開発したドローンは、風のある気象条件でもようやく安定した姿勢制御ができるようになりました。
しかし、スズメガ類の方が静音性に勝るのです。
生き物の性能を真似して、今の原始的なドローンを改良して欲しいものです。
ドローンが自律的に花蜜を吸って回り、それをエネルギー源として無補給で飛び続けられたら凄い発明ですね。
私が思いつくぐらいですから、きっと軍用機として秘密裏に研究開発されているはずです。
同定用のストロボ写真を何枚か試し撮りをした後に、シャッタースピードをもっと上げようと私がもたついている間に、クロホウジャクは逃げてしまいました。 ※
広げた翅がぴたっと静止した状態で写真を撮るのが難しいです。
私は動画撮影を優先するので、どうしても写真は後回しになりがちです。
※ ChatGPTに相談したところ、この場合にカメラのシャッタースピードを上げても意味がないのだそうです。
0 件のコメント:
コメントを投稿