2024年11月上旬
ヒマワリ(向日葵)の大粒の種子を入れた給餌箱に夜な夜な野ネズミ(ノネズミ)が通ってきます。
ヒマワリの種子は長期保存できないので、齧歯類が越冬のために貯食するには不向きです。
餌箱からヒマワリの種子を1〜2粒ずつ持ち去った野ネズミは、少し離れた草陰に隠れて種子の殻を剥き、食べてしまいます。
この時期は雨がザーザー降ったり降らなかったりしたのですが、この動画では雨天のシーンをまとめました。
野ネズミは晩秋の冷たい雨に濡れても平気で、ヒマワリの種子を食べに餌箱に通ってきます。
シーン1:11/6・午後23:37・雨天(@0:00〜)
倒木の下を左へ走り去りました。
シーン2:11/7・午前3:46・雨天(@0:06〜)
倒木の下から手前に野ネズミが出て来ました。
シーン3:11/7・午前4:30・雨天(@0:06〜)
野ネズミが倒木を右へ駆け下りました。
餌箱に行こうとしたのに、カメラの起動に驚いて逃げたのかな?
倒木から手前に降りてから、倒木の下をくぐって奥へ向かいました。
その辺りに巣穴がありそうな気がします。(未確認)
シーン4:11/8・午前1:29・雨天(@0:33〜)
倒木の右端から左に登り、ようやく給餌箱に飛び込みました。
ヒマワリの種子を1個口に含んですぐ倒木を右に駆け下りました。
右端の草葉の陰で食餌します。
給餌箱の中に留まるとフクロウなどの天敵に対して目立つので、安全な場所に隠れてから、ヒマワリの種子の殻を剥いて食べるのでしょう。
シーン5:11/8・午前1:29・雨天(@0:33〜)
小雨が降る深夜に、野ネズミは右端から倒木を左に登ると給餌箱に飛び込みました。
ヒマワリ種子を1個口に入れるとすぐに倒木を右に駆け下りました。
食事は右端の更に右の死角でしたようです。
シーン6:11/8・午前1:33・雨天(@0:33〜)
給餌箱の中に入っていた野ネズミがヒマワリ種子を1個口に入れると、すぐに倒木を右に駆け下りました。
しばらくすると、再び右端から倒木を左に登りました。
給餌箱に飛び込むと、次のヒマワリ種子を物色しています。
監視カメラの電池が消耗してしまい、短時間しか録画されなくなりました。
1.5倍に拡大した上でリプレイ。(@x:xx〜)
※ 雨音が聞き取れるように、動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。
【考察】
島田卓哉『野ネズミとドングリ: タンニンという毒とうまくつきあう方法』という本を読んでいたら、雨の日も活動する理由についてヒントが得られました。
野ネズミの調査は、ワナを用いた捕獲調査が基本である。その調査地にどんなネズミがいるのかを調べるだけであれば、自動撮影カメラでも十分ではあるが、捕獲調査に比べて得られる情報量が格段に落ちてしまう。(p25より引用)
経験則だが、小雨の日はよくネズミが捕まる。雨音によってフクロウなどの捕食者から見つかりにくくなるため、野ネズミが活動的になるからではないかと想像している。(p28より引用)
餌箱の側に水槽のような透明な箱を置いておけば、野ネズミは安全な隠れ家と認識して、安心して食事してくれるかもしれません。
しかし、トレイルカメラが夜に照射する赤外線は水槽を透過しないはずなので、箱の外だけでなく中にも隠しカメラを設置する必要がありそうです。
だとすれば、透明な箱にこだわる必要もなくなります。
給餌箱に(不透明な)箱を被せて隠れ家とし、野ネズミの出入り口さえ用意してやれば、食事シーンをじっくり撮影できそうです。
私が思いついたアイデアではなく、確か今泉吉晴先生の本で読んだ気がするのですが、出典を覚えていません…。
つづく→
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