2023年7月上旬・午後14:05頃・晴れ
里山の中腹で林道の轍 が水溜まりになっていました。
そこに複数のオオハナアブ♀(Phytomia zonata)が群がり、ブンブン♪と羽音を立てながら忙しなく飛び回っていました。
岸の泥濘や草地に降り立ったオオハナアブは、左右の複眼が離れている♀ばかりでした。
♂が居ないのは不思議です(性比の偏り)。
背側から見下ろしても何をしているのかよく分かりません。
夏の日差しを浴びて腹式呼吸しています。
身繕いや日光浴以外の目的がきっとあるはずです。
側面から撮りたくて私が下手に移動すると、警戒したオオハナアブ♀は羽音を立てて飛び立ってしまいます。
しばらくホバリング(停空飛翔)してから同じ地点に再着陸することがあります。
泥水を舐めに来ているのかと思ったのですが、口吻を伸縮させている個体がいなかったので、吸水ではなさそうです。
かなり粘って撮影すると、どうやら腹端の産卵管を水溜まりの岸の泥濘や泥まみれの枯草に挿し込んで卵を産んでいるようです。
【参考ブログサイト】
・オオハナアブの産卵 @海野和男デジタル昆虫記
・オオハナアブの産卵か? @ぶんぶん・ぷらっと・・・写真ブログ
水溜まりの上を低空でジグザグに飛び回る様子はあまりにも高速のため、その動きについて行こうとカメラを振り回す羽目になり、見ると酔いそうな動画になりました。
そこで1/5倍速に加工したスローモーションでご覧ください。(@2:20〜)
1/8倍速のハイスピード動画でも撮りたかったのですけど、固定焦点になってしまうので、使い道が限定されてしまいます。
オオハナアブ同士で縄張り争いや求愛飛翔などの空中戦が繰り広げられているのかどうか肉眼では分かりませんでした。
スロー再生すると、ただ次の産卵地点を探索している低空飛翔だと判明しました。
※ 撮影順ではなく入れ替えて編集してあります。
複数個体を撮影。
【アフィリエイト】
0 件のコメント:
コメントを投稿