2023/11/24

夜這いに来たニホンアナグマ♂が♀を待ち伏せする間に居眠り【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2023年4月下旬・午前4:33・気温3℃ 

二次林にあるニホンアナグマ♀(Meles anakuma) の営巣地(セット)を2台の自動センサーカメラで見張っています。
特に春の繁殖期は様々なドラマが巻き起こるので、見逃せません。

シーン1:4/23・午前4:33・気温3℃・(@0:00〜) 
おそらく♀と思われる個体が左からやって来て、手前の巣穴Rに入りました。 
しばらくすると、別個体♂が左下の茂みから登場。 
夜這いに来た♂のようです。 
左から回り込んで奥の巣口Lに座り込むと、毛繕いを始めました。 
2つ並んでいる巣穴LRの両方を見張れる場所で、♀が出てくるのを待ち伏せしているのでしょう。 
♂は春の繁殖期に近所に住む複数の♀の巣穴を夜な夜な訪れて交尾のチャンスを狙うので、疲れているようです。
顔を地面に伏せてウトウトし始めました。 
ときどき顔を上げて周囲を警戒します。 
♂は起き上がって痒い頭を掻き毟ってから、再び仮眠に戻りました。 


シーン2:4/23・午前4:32・気温3℃・(@1:45〜)日の出時刻は午前4:51。 
別アングルの監視カメラでも同じシーンが撮れていました。 
日の出前でうっすらと明るくなったので、赤外線の暗視モードが終わり、自然光のモノクロ録画で起動しました。 

右からノソノソと歩いて来たアナグマ♂が、左の巣穴Lの手前で座り込みました。 
地面に丸まってうたた寝しています。 
手前に生えた細い灌木(マルバゴマキ)の枝葉の陰に隠れています。 



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