2023/05/04

イチモンジセセリの求愛と交尾拒否@クルマバナ花

 



2022年7月中旬・午前11:30頃・晴れ 

休耕田に咲いたクルマバナの花でイチモンジセセリ♀(Parnara guttata)が吸蜜していると、同種の♂が飛来して♀の背後に止まりました。 
体格は♀>♂で、♂の方が小型でした。 
腹端の形状や毛束の有無でもイチモンジセセリ♀♂の性別を見分けられそうです。 

♀の背後から♂は前脚で♀の翅を触れました。 
この行動は同種であることの最終確認なのか、それとも求愛行動の一環なのかな? 
♀は閉じた翅を小刻みに震わせて交尾拒否の意思表示をしました。 
私はイチモンジセセリ♂の求愛が成就して交尾に至る例を未だ観察できていないのですが、♀は♂を受け入れると翅を広げるのではないかと予想しています。

関連記事(2、5、9年前の撮影)▶ 


イチモンジセセリ♂が少し飛んで♀の横に移動しても、♀は無視して吸蜜を続けています。 
♀が飛んで逃げても、♂は気づいてないのか♀を追尾しませんでした。 
昆虫の世界でも♂が♀にしつこく強引に迫るとセクハラになりますが(♀にとっては大迷惑)、イチモンジセセリ♂の求愛は紳士的で♀の意思を尊重してくれるようです。 

1/5倍速のスローモーションでリプレイ。(@0:39〜)

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