2021年7月下旬・午前9:30頃・晴れ
山道沿いに咲いたノギランの群落でシロホシヒメゾウムシ(=シラホシヒメゾウムシ;Baris dispilota)が訪花していました。
同一個体を追いかけて途中からマクロレンズで接写してみました。
ノギランの花穂の中を歩き回ると、雄しべの葯の黄色とゾウムシの黄紋がマッチしていますね。
しかし黒い体色なので、隠蔽擬態(保護色)にはなっていません。
どうやら小花に口吻を突っ込んで吸蜜しているようです。(@1:22)
花穂の先端まで来ると飛び立って、隣の株の花穂に移動します。
花粉を食べてなくても花穂を徘徊中に雄しべや雌しべによく触れ、花穂間を盛んに移動するので、ノギランの送粉者として寄与していそうです。
飛び立つ瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@1:46〜)
翅をパカッと開くと羽ばたいて飛び立とうとしても、周囲に林立する雄しべに翅が引っかかったりバランスを崩したりして無様に墜落することがあります。
花穂の途中から飛び立とうとするとこうなるので、花穂の先まで登ってから飛び立つようになります。
飛び立ちが上手く行くと、ほぼ垂直に離陸していました。
花穂上で立ち止まり、身繕いする様子も撮れていました。
顔や触角に付いた花粉を前脚で擦り落としています。
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