2021年7月上旬・午後15:50頃・くもり
街なかで飛来したセグロアシナガバチ♀(Polistes jokahamae)が道端のゴミ集積所の小屋の軒下に止まりました。
白いスチール板壁の錆びた角の部分で長時間休んでいるのですが、近くに巣はありません。
やがて身繕いを始めました。
化粧が済んでもじっとしています。
ここに巣があったのに駆除されたのでしょうか?
急に巣が無くなって呆然としているのかな?
駆除の際に殺虫剤が使われたとしたら、その影響(神経症状)で方向音痴になってしまったのかもしれません。
撮影中の私は、てっきり創設女王がここで季節外れに造巣を始めるのか?と期待したりしました。 (巣作りするには時期が遅いので巣の再建?)
しかし落ち着いて映像をよく見ると、複眼が真っ黒なので羽化直後のワーカー♀と分かりました。
羽化後の日齢が進むと複眼が焦げ茶色になります。
気になったので辛抱強く長撮りすると、セグロアシナガバチ♀はようやくゴミ集積小屋の軒下から飛び下りました。
車道の上を低く飛び回るものの、やや風が強く吹いているせいか飛びにくそうです。
ゴミ集積所の小屋の横の路面に着陸しました。
どうも羽化直後のワーカー♀は飛ぶのも下手糞のようです。
舗装路上で少し休み、身繕いしてから再び飛び上がりました。
今度は元気にどこかへ飛び去りました。
羽化直後で外役経験の浅いワーカー♀が巣から初飛行したものの、途中で迷子になったか、あるいは狩りに行かずに出先でサボっていたのではないか?という気がしてきました。
巣の位置を突き止められなかったのが心残りです。
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