2020年7月下旬・午後14:20頃・小雨
雨がぱらつく中、川沿いの堤防路で
ハクセキレイ(Motacilla alba lugens)の親子がいました。
1羽の親鳥♂と2羽の幼鳥の計3羽の家族群です。
ハクセキレイの幼鳥は羽が白黒ではなく茶色っぽいです。
親鳥♂が舗装された堤防路を走り回って虫を捕ると親子が互いに駆け寄り、獲物を口移しで給餌します。
給餌すると親鳥♂はすぐに幼鳥から離れ、次の獲物を探しに行きます。
幼鳥は堤防路に残り、歩きながら次の給餌を待っています。
いつの間にか親鳥♂が路上で獲物のトンボを捕らえていました。
翅の先端に褐色紋があることなどから、獲物はおそらくノシメトンボ♀(Sympetrum infuscatum)のようです。
獲物の翅は毟らずに頭部だけを取り除くと、ハクセキレイ親鳥♂の方が駆け寄り、立ち止まって餌乞いする幼鳥に与えました。
口移ししてもらった幼鳥はトンボを翅ごと丸呑みにしました。
親子とも、雨に濡れた羽根をときどき震わせて水気を切ろうとしています。
最後は次々に飛び去りました。
いつも疑問に思うのですが、ハクセキレイの巣立った雛(幼鳥)に巣外給餌するのは親鳥♂の担当なのでしょうか?
今回も母親♀を見かけませんでした。
♀は2回目の繁殖のため、巣内で抱卵しているのかな?
それとも♀は違う場所で別の幼鳥の面倒を見ているのでしょうか?
ハクセキレイの営巣地を見つけるのが長年の課題です。
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