2020年3月中旬・午後
里山の麓にちょっと深い水溜りがあり、湧き水で年中涸れることがありません。
水溜りといよりも、小さな池と呼べるかもしれません。
その池の縁におそらくヤマアカガエル(Rana ornativentris)が産んだと思われる卵塊が幾つもありました。
卵塊を順番に見ていくと、胚の発生状況に差がありました。
広大な池ならともかく、こんな小さな水溜りで日当たり具合や水温に差があるとは思えないので、複数の♀が数日ずらして産卵したのでしょう。
早い卵塊は既に真っ黒な幼生(オタマジャクシ)が孵化していて、水中で大量に蠢いています。
卵塊から脱出する瞬間もたまたま撮れました。
別の卵塊に注目すると、ダルマ胚の状態でした。
ダルマ胚より発生が進んで細長い状態の卵塊もありました。(正式名称は?)
来年こそは早春(晩冬)の産卵行動を観察しに来ようと心に決めました。
今年は異常な暖冬でしたが、ヤマアカガエルの繁殖スケジュールは影響を受けたのでしょうか?
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早春の砂防堰堤の水中にヤマアカガエルの卵塊
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