2019年8月下旬・午後午後15:00頃
造網性のクモと遊ぶ定番の実験です。
コンと一発叩いて鳴らした音叉でナガコガネグモ♀(Argiope bruennichi)の正常円網に触れて振動(440 Hz)を与えると、
歩脚で音叉に触れたものの、捕帯でぐるぐる巻きにするラッピングは行いませんでした。
音叉への噛みつきも見られませんでした。
音叉の振動がすぐに減衰してしまうためか、本物の獲物ではないとすぐに見破ったようです。
ナガコガネグモ♀はすごすごと定位置の甑に戻りました。
音叉を網の粘着糸から引き剥がすときに少し反応しました。
もう一度実験を繰り返しても、結果は同じでした。
今度は音叉に見切りをつけて甑に戻るまでの時間が早まりました。
もっとしつこく繰り返せば、クモは学習して(慣れが生じて)音叉に反応しなくなるのかもしれません。
音叉を網から剥がす度に円網がどんどん壊れてしまうので、2回で止めておきました。
ナガコガネグモ♀(蜘蛛)背面@正常円網+甑:占座 |
ナガコガネグモ♀(蜘蛛)背面@正常円網+甑:占座 |
ナガコガネグモ♀(蜘蛛)側面@正常円網+甑:占座 |
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