2019年7月上旬・午前6:05
早朝に山麓の水路沿いを私が歩いていたら、何か見慣れない野鳥が横の薄暗いスギ林に逃げ込んで横枝に止まりました。
私がカメラを向けると半開きにした翼を下げていて、カラスの日光浴のような不思議な姿勢です。
後頭部が白く、黄色いアイリングが目立ちます。
嘴と足も黄色で、尾羽が真下を向いています。
白い胸に薄っすらと縦縞が見えます。
パクパクさせている嘴に何か食べかけの物が付着しているようです。
自分でも気になっていたのか、嘴を足元の横枝に擦り付けて異物を取り除きました。
初めは左を向いて止まっていた鳥が途中で右に向き直り、落ち着き無くもう一度左を向いてから、飛び去りました。
飛び立つ瞬間を1/5倍速のスローモーションでリプレイ。
ちなみに、画面の左に青竹が真っ直ぐ伸びているのが見えます。
杉林の隣が竹林になっているのです。
帰ってから早速、鳥の図鑑と見比べてみました。
黄色いアイリングがあまりにも印象的だったので、サンコウチョウの幼鳥なのかな?と頓珍漢な予想をしていたのですが外れました。
なんとなく猛禽類っぽくも見えました。
謎の鳥の正体は、ジュウイチ(Cuculus fugax)の幼鳥と判明。
カッコウ科で親鳥♀は他種の巣に托卵するのだそうです。
ジュウイチの成鳥には未だ出会えていません。
宿主となる鳥(オオルリ、コルリ、ルリビタキ)もほとんど未見です。
来季の楽しみがまた一つ増えました。
ジュウイチ幼鳥(野鳥)@スギ横枝 |
ジュウイチ幼鳥(野鳥)@スギ横枝 |
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