2018年9月下旬
黄金色の稲穂が実る田んぼに見慣れない野鳥が2羽来ていました。
こういうラッキーな日に限って望遠レンズを忘れがちです…(後悔)。
この鳥の名前を調べるのに手こずりましたが、手元にある『フィールドのための野鳥図鑑:野山の鳥』p77に掲載された写真にそっくりでした。
冬羽のノビタキ(Saxicola torquata)の♀♂ペアと判明。
ノビタキという鳥を私は初めて見ました。
夏鳥として渡来、繁殖した後、秋になったので冬羽に衣替え(換羽)し、南方に渡る途中なのでしょう。
稲刈り前の田んぼに来たということは、スズメのように稲穂を食害するのかな?と思いながら撮影したのですが、食事シーンは見られませんでした。
ノビタキの食性は、種子食ではなく昆虫食らしい。
田んぼで稲穂に交じって生えたイヌビエの枯れた茎に止まっていました。
♀が飛び立った後も♂は羽繕いを始めました。
撮影中に鳴き声は聞き取れませんでした。
※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。
【追記】
水野仲彦『野鳥のくらし―卵から巣立ちまで』によれば、
子育てを終えた数多くのノビタキたちは、秋になると、稲穂が波打つ広々とした水田地帯で採食をしながら南下して行く。稲を干した杭の上で休むもの、地上で虫を食べるもの、三々五々、遠いインドやアフリカを目指して旅を続ける。(p36より引用)
ノビタキ♀♂冬羽(野鳥)@田んぼ:イヌビエ |
ノビタキ♀冬羽(野鳥)@田んぼ:イヌビエ |
ノビタキ♂冬羽(野鳥)@田んぼ:イヌビエ+羽繕い |
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