2018年5月中旬
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高圧線鉄塔の巣で羽繕い、羽ばたき練習するハシボソガラスの雛鳥(野鳥)
ハシボソガラス(Corvus corone)の親鳥が帰巣すると、賑やかに餌乞いする雛鳥に口移しで給餌しました。
在巣の雛は少なくとも3羽は居そうです。
出巣の直前に
食後に一羽の雛が排泄した糞を親鳥が咥えてから巣を離れました。
ゼリー状の粘膜に包まれた雛の糞を(飲み込んで喉袋に入れた?)巣の外へ捨てに行ったのです。(排糞行動)
私が鉄塔から少し離れると、再び給餌シーンが撮れました。
慌ただしく給餌を済ませると、共働きの親鳥♀♂が相次いで出巣しました。
※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。
【追記】
小林朋道『先生、大型野獣がキャンパスに侵入しました!: 鳥取環境大学の森の人間動物行動学』という本によると、
親鳥が、ヒナの糞・尿を捨てに行く意味と、卵殻を捨てに行く意味とは異なっている。糞尿を捨てるのは、おもに、巣内にダニなどの病気のもとになる生物が繁殖するのを防ぐため、と考えられている。一方、卵殻を捨てるのは、(卵殻の内面が白くて目立つので:しぐま註)捕食者が巣の存在に気づくのを防ぐためである。 (p24より引用)
私は未だ親鳥が卵殻を巣から捨てる行動を見たことがないので、今後の課題です。
ハシボソガラス親鳥(野鳥)@帰巣:高圧線鉄塔#19+雛給餌 |
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