2017年9月中旬・午後17:39(日の入り時刻は午後17:43)@山形県
ボックスカルバートのトンネルを更に探検すると、洞内を飛び回っている個体が映像の冒頭で画面を横切ります。
低い天井(高さ約170cm)にもう一頭見つけました。
この個体nも単独で天井から片足(右足)でぶら下がっています。
そっと近づくと私に気づいて顔がこちらを向きました。
横顔は、つぶらな瞳が可愛らしい。
耳の形など顔の特徴がなんとなくユビナガコウモリ(Miniopterus fuliginosus)かな?と思うものの、素人の当てずっぽうで自信がありません。
もし間違っていたらご指摘願います。
折り畳んだ翼から突き出て見えるのは前肢の第一指(親指)です。
なにしろコウモリの観察は初めてなので、こういう基本的なことから勉強です。
長い指の骨は、うちわの骨のような役割をして翼の膜を支えている。ただし、親指だけは翼の前に突き出している。 (『身近で観察するコウモリの世界―町を飛ぶ不思議な野生動物 (子供の科学★サイエンスブックス)』 p26より引用)ユビナガコウモリの名前の由来は親指ではなく、前肢の第3指(中指)の第2指骨が著しく長いそうです。(この映像で確認できるのか?)
赤外線の暗視動画を撮りながら私がゆっくりコウモリの腹面に回り込むと、腹部に細長い突起物が見えました。
これは♂の陰茎なのでしょう。
『コウモリ識別ハンドブック 改訂版』によると、雌雄の見分け方は
♂の陰茎(ペニス)には陰茎骨があり、常に体外に出ているので幼獣や亜成獣であっても季節を問わず、雌雄の判別は容易である。(p9より引用)
最後は翼を広げて飛び立つ瞬間を1/10倍速のスローモーションでリプレイ。
※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。
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