2016年9月上旬
峠道で路上を徘徊するナミハンミョウ(Cicindela japonica)を見つけました。
人が近づくと飛んで逃げるが、1〜2m程度飛んですぐに着地し、度々後ろを振り返る。往々にしてこれが繰り返されるため、その様を道案内にたとえ「ミチシルベ」「ミチオシエ」という別名がある。(wikipediaより)
この有名な道教え行動を動画で記録するのが長年の課題でした。
なかなかイメージ通りの映像を撮れません。
特にハイスピード動画に撮るのが難しいのです。
広角で撮りながら斑猫を追いかけると飛んで逃げるのですが、飛距離が短いために(短距離しか飛べない)、結果的に思わせぶりな「道教え行動」になるようです。
ここは道幅が広いので、何度か飛ぶと向きが変わって元の場所に戻ってしまいます。(堂々巡り)
後半は、飛び立つ瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画で撮ってみました。(@1:07〜1:50)
ハンミョウが立ち止まっているときを狙って三脚を立てて画角を決めます。
固定焦点のハイスピード動画を撮り始めてからハンミョウに近寄れば、警戒して飛んでくれます。
もう一人助手がいればハンミョウを追いかけるのは助手に任せて、手持ちカメラでも簡単にハイスピード動画が撮れるのですが、独りで撮るには三脚を使うしかありません。
飛び立つ瞬間は身を屈めてジャンプすることが分かりました。
翅を広げて飛ぶ際の腹背もメタリックな青緑色で美しいですね。
複数個体を撮影。
※ 前半(〜1:07)のみ動画編集時に自動色調補正を施しています。
つづく→ナミハンミョウの狩り
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