2015年7月中旬・深夜00:24〜00:30
キアシナガバチ巣の定点観察@トウカエデ枝#2
蒸し暑い深夜に引っ越し巣の様子を見に行きました。
初めは赤外線の暗視カメラで撮ると、前日の昼間よりも多い10匹以上ものキアシナガバチ(Polistes rothneyi)成虫が折り重なるように寝ていました。
蜂球のように巣盤をぎっしり覆い尽くしています。
育房内の卵や幼虫への保温効果がありそうですけど(抱卵)、春ならともかく夏は逆に暑くなり過ぎないか心配です。
サーモグラフィカメラでアシナガバチの蜂球を見てみたら面白いかもしれません。
蜂の触角が少し動いただけで、赤外線を照射しても気づかずにぐっすり寝ています。
腹部をヒクヒクさせているのは腹式呼吸かな?
次に白色LEDを点灯しても、蜂はすぐには起きません。
巣盤の下面に止まっている個体は寝るときに体の向きを揃えてる印象を受けました。
女王が寝る位置は決まっているのか否か、個体識別して調べたら面白そうです。
巣の手前の二股になった幹にキマワリ(Plesiophthalmus nigrocyaneus)が止まっていました。
眩しい光で覚醒した蜂がそろそろ警戒し始めました。
一匹が身動きすると連鎖反応でコロニー全体が覚醒します。(これぞまさしく一斉蜂起!)
キアシナガバチは夜間飛べないようなので攻撃される心配は無いはずですが、これ以上の撮影は危険と怖気づいて撤退しました。
キマワリも光を嫌って幹の陰に隠れてしまいました。
つづく→#3:巣の冷却水を飲みに通うキアシナガバチ♀
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