階段下で初期巣を増築するフタモンアシナガバチ創設女王
2014年5月下旬
堤防のコンクリート階段でフタモンアシナガバチ(Polistes chinensis antennalis)の初期巣を見つけました。
雨が当たらないようオーバーハングの下面に営巣しています。
ちょうど創設女王が巣盤外側の育房を増築しているところでした。
巣材のパルプ団子を使い切ると、身繕いしてから育房を点検して回ります。
ところで、階段一帯に多数徘徊している微小の赤いダニが気になりました。
女王蜂もこのアカダニに気づいているようですが、特に攻撃したり追い払ったりする行動は示しませんでした。
敵視する相手としては小さ過ぎるのかもしれません。
アシナガバチの巣柄には天敵のアリが忌避する黒いタール状の物質が塗布されていますが、黒光りするアリ避け物質はアカダニに対しても有効なのかな?
手鏡を使わないと、初期巣の育房数や卵の状態を確認できません。
今回は急いでいたこともあり、横着して調べていません。
▼つづく
初期巣に離着陸するフタモンアシナガバチ創設女王【ハイスピード動画】
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