2013年4月下旬
ようやく芽の出始めたウコギの生垣にウグイス(Horornis diphone)が止まっています。
保護色で周囲に溶け込んでいる(隠れている)つもりなのかも。
生垣の横にある堆肥(コンポスト)から沸いた虫に興味があるようですけど、近くで鳴いているヒヨドリを怖がって近づけないでいるような印象を受けました。
生垣に止まって辺りをキョロキョロすると、欠伸をしながら脱糞。@0:43
ちなみに、ウグイスの糞は肌をなめらかにするとされ、洗顔にも使われてきたそうです。
おそるおそる枝づたいに地面に下りたウグイスは、生垣の下で虫を捕食しています。
(映像はここまで。)
しばらく辺りの様子を見ていると、近くの桜の枝を見張り台としてヒヨドリが縄張り防衛しています。
満開の桜の木には花蜜が豊富にあり、近くのコンポストには果物が捨てられているため、この一帯はヒヨドリの餌場として価値があるのでしょう。
他の鳥が近づくと、(スズメやメジロ、シジュウカラなど別種の小鳥が相手でも)すごい剣幕で追い払っています。
生垣のウグイスはヒヨドリの留守中に(目を盗むように)、コソコソとコンポストから虫を捕食していました。
関連記事→「堆肥で虫を捕食するウグイス(野鳥)」昆虫食の鳥であれば、果実食のヒヨドリとは競合しません。
関連記事→「ヒヨドリ(野鳥)が残飯の洋梨を拾い食い」ヒヨドリがウグイスを激しく追い払わずに見逃しているのはそのためかな?
ウグイスが小さな体でウコギの生垣の刺だらけの隙間に逃げ込めば、ヒヨドリに襲われても大丈夫なのかもしれません。
観察の間、ウグイスの鳴き声は全く聞かれませんでした。
0 件のコメント:
コメントを投稿